9日目 イキトス〜リマ

今日はイキトスを経ち、リマに戻ります。
1日移動でつぶれます。

いつも通りEuropeで、いつも通りの食事。
アメリカ人の朝のお祈り。

私「おばちゃん、俺達今日帰るよ。お元気で。

お「そう。行っちゃうの? お元気でね。

私「おばちゃんもね。


ホテルの従業員にもお礼です。

私「ぐらしあす

最後までスペイン語、覚えなかったなぁ・・・。



部屋に戻り、最終の荷物パッキングです。

するとガチャ!っと部屋のドアが開きました。

うわ! 強盗?!

入ってきたのはベッドメークのおばちゃんでした。

べ「ふわぁ!!

驚いたのはそのおばちゃん。

べ「ああ驚いた!いつも早いから、もう部屋にいないかと思ったのよ。ごめんなさいね!

いえいえ。
こちらこそ、昨日疑ったりしてごめんなさい。

お「オレタチ、キョウデカエルヨ、アリガトウ

言葉は通じなくてもお互い言いたいことは通じています。



さあ、ホテルをチェックアウトです。



会「パスポートに紙が挟まっていたでしょう。 あれ無くしたら帰れないから、気をつけなよ。

先に言えよオッサン!
しかし到着以来、一度たりとてパスポートを開く間もありませんでした。



まだ飛行機には時間があります。
専務のデポに寄ります。

おまえら、無事に日本に来るんだぞ!!



おまえ達もな、待ってるぞ!



か弱いネオン・・・大丈夫かな?



この期になって、やっと回りも見えてきます。

投網です。
棚には薬品類が入っています。



中庭天井のアリの巣。



デポの屋根。

専務の手作りです。



会長が輸送方法を水槽一つ一つロロさんに指示していきます。
ムスス君、中島君も食い入るように見ています。
大名行列のようです。


ふとチェックリストを見てびっくり!

私「ロロさん! 抜けてるよ!! 俺の魚!!!

ロ「オオー!

こんなんで、ちゃんと日本に来るのかなぁ・・・
大丈夫かなぁ・・・



全て終わって、中島君・・・

中「会長、このタランチュラ、全然動かないっスけど、死んでんじゃないスか?

会「ん〜? どれどれ・・・


会長、中に手を入れます。

ぉわあ!!

タランチュラが会長の手に向かって飛びついてきました!

会「こらあ!中島ぁ!! 俺を殺す気かぁ!!

一同大笑いです。



「レケーナ水槽を作ろう!」

私は心に決めました。
落ち葉が積もった、広い水槽。
相方も賛同してくれました。

しかしどこに水槽を置くか・・・
一つが浮かびました。


さあ、もう時間です。
最後に専務のデポから頂いた魚代をお支払います。

デポのみんなに挨拶し、出発です。

専務のデポ近くの学校。



途中、何気なく前の大型トラックを見てびっくり。
タイヤのシャフトが曲がって、タイヤが「ハ」の字になったり、逆「ハ」の字になったりしています。
大丈夫かよ、おい・・・。

そんなこんなで、あっという間に空港に到着です。

TANS航空のカウンター。

時間が早いのか、まだ誰もいません。



チェックインの荷物をカウンター前に並べ、ロロさんが番をしてくれます。
私たちは少ないお土産屋を見た後、とりあえずビールを飲みます。


Pioさんはいつも私と相方に気を配ってくれました。そして彼はいつも最後に忘れ物を見てくれました。Pioさんが居なかったら、私のカバンもカメラもジャケットも無くなっていました。お礼に2人から麦わら帽子をプレゼント。サイン入りです。



トウモロコシの・・・お菓子?

香辛料がないと味がしません。



チェックインは済んだモノの、未だにゲートが開きません。
どうやら飛行機が遅れているようです。
居残り組は先に帰ることになりました。

中島君、頑張るんだよ!

このあと1人目に涙を浮かべる姿をみました。それは私たちと別れる涙ではなく・・・
大丈夫かな・・・。



私と相方は、外まで出てお見送り。
「ありがとう、また会おう!」

・・・しかしついに行ってしまいました。



私は次の約束のない別れは大嫌いです。
不覚にも涙を浮かべたところを相方に激写されてしまいました。



そうこうしているウチに、やっとゲートが開きました。



中に入るとすぐに待合室です。
魚の飾りがありました。
下のはディスカス??



「こっちのピンクのイルカが雄。
 雌は灰色の汚いの。
 やっぱり男がきれいなの。」

相方に嫌みです。

「シーシシシ!」

相方も会長の物まねでやりかえします。



ジャングルの絵。
オンサ?


しかしもう、リマに着いている時間です。
一向に飛行機が来る気配がありません。

すると会長、寝てしまいました。
席の上を陣取っています。

私たちは

「新種ブラックトード(海馬)」

と名付けました。



しかし、あまりにも 「暇」 暇すぎです。


軍用ヘリ?



こんな飛行機だと、水上に着陸できるのかしら。



おっとその奥は・・・



飛行機の遺体です。

そのまま放置されています。



ついに。
遅れること約5時間。
やっと飛行機が到着しました。

こっちでは燃料不足(給油不足)で落ちることも珍しくないそうです。
不安が頭をよぎります。


到着した時と同じ風景。
しかしこみ上げて来る感情は、全く別のものです。



機体が・・・動き出してしまいました。



ナナイもこれで見納めです。
もの悲しさで心がいっぱいです。

「母なるアマゾンよ、どうかいつまでも変わらぬ姿であって欲しい」

そう願わずにはいられませんでした。



「外、撮影したいから・・・」

ムスス君に窓側の席を替わってもらったのでした。



来るときは直行でしたが、帰りはアンデス山脈の手前、タラポート経由です。
ジャングルとは違う大地が迫ってきます。



ここの川は透明に見えました。



タラポートの空港で、係員が機内に乗り込んできます。

何だ?

席とメモを照らし合わせ・・・

おい、おまえチケットここまでだろう!

ええ?それは何かの間違えで・・・?

そう、陸路では何日もかかるので、キセル乗車?をしようとしたのでした。

哀れその方、連れ出され・・・

サヨナラです。

スケールが大きいのか、小さいのか・・・。

私たちはリマに向け、アンデスを越えます。



霧が山間を流れていくのがわかります。



下にはどんな眺めが広がっているんだろう。



そしてまた霧。



それはあっという間に気高い山々を包んでいきます。



「いつかアンデスにも立ってみたい!」

まだまだやりたいことは沢山あります。



すっかり雲に覆われました。



無事にリマに到着。

不思議なことに、安堵感より寂しさばかりつのります。



空港には東江さんと坂田さんが待っていてくれました。

坂「現地人かと思いましたよ

すっかりヒゲが伸び、日焼けした私を見ての第一声でした。

しかし寒い。

山脈を越えると気候は全く異なります。

長袖長ズボンが必要です。

そして一行はまたあのホテルにチェックインです。



夜は近くのチャイニーズレストランに出かけます。

会「ほらエビ娘、エビ頼んでやったぞ

相方はエビが好物です。

思い出の地図に、みんなにサインと一言ずつ頂きました。

私たちの宝物として、大切に飾ってあります。



東江さん、
「おいマッチャン(松坂会長)、ウチ来るか、ウチ」

会「俺はもう寝る」

毎朝2時に起きる(!)会長は、もうおねむの時間です。



チェックアウトを済ませ、酔っぱらい軍団、東江さん宅到着です。



家までの通路。

きれい。



最初は中庭で飲んでいたのですが、雨が降り出したこともあり、家の中に入ります。
鉱物とか化石とか、コレクションは相当に興味をそそりました。


記念撮影。

私がカメラマン。

もう既に出来上がっていました。



今度は・・・誰カメラマンだっけ?

皆の服装にご注目。
リマは寒かったです。



東江さんの愛犬「トゥンドゥラ」。

もうずっと坂田さんが離しませんでした。



東江さんの息子さん。
お世話になりました。




さんざん飲んで騒いだりと、本当にご迷惑をおかけしました。
それでも暖かく受け入れて頂いた東江さん、どうもありがとうございました。