平成21年5月23日(土)
運動塾。
前々回、試験に合格しなければ、
幾ら頑張っても褒美のオモチャはなしという約束をした。
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どうだい? 今日オモチャGetできそうかい? |
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・・・。 ・・・自信を持てよ。 |
今日も運動塾は30人以上の大盛況。
早速2つのクラスに分けて、レッスン開始。
前半はボール。
まず両手ドリブル。
昨日ドリブルができるようになったので、少しだけ期待。
まずは1回から。
胸の高さから、ボールを突くのではなく落とす感じ。
それでも1回ならキャッチできる。
続いて2回。
2回も何とか。
3回。
・・・あれ?2回しか突いていない。
「いっせーの!」でワンテンポ遅れるので、
3回のところが2回になるのだ。
次第にレベルはアップし、
片手ドリブルでコースを半周、大きなマットで作ったスロープにボールを転がす。
裏返した台にナイスイン、子供らは見事に虜になった。
まず「楽しい」それが一番だ。
忘れそうになる事を、いつも思い出させてくれる。
後半は、いよいよテスト。
5・6歳クラスで最ドベのS、テストはトップバッターだ。
種目は開脚跳び、いわゆる一般的な「跳び箱」だ。
助走スタート時のreadyの姿は勇ましい。
手と足、同じ側が前だけどな
しかしイザ走り出すと、跳び箱が迫るのが怖いのか、
踏切板との間合いがとれないのか、非常に遅くへっぴり腰に。
挙げ句、飛んだはいいが、最後にケツが箱にカスッた。
コーチからは、手で台を後ろに押すよう指示されている。
最後の決めポーズも指先だけ。
2回目も同じ。
これじゃ受からんだろ。
俺がコーチなら、先を考えればここで上げてしまうのはSの為にならない。
今のままでは次の課題を超えられるワケがないからだ。
案の定、テストは不合格。
レッスンを終え、Sが出てくる。
無言だ。
もう、どんなに泣いても媚びても、
不合格である以上、もらえないとわかっている。
無様な姿にイライラするも、怒っても何ら益がないことはわかっている。
どう体を動かして良いかわからないからできないだけで、怖いだけで、
Sに何ら罪はなし。
あるとすれば、この私。
1歩で超えられぬハードルや階段ならば、
踏み台を設けて2歩なり3歩なりで超えさせてやらねばならない。
「どうして1歩で超えられぬ」
そこを怒っても、Sだってどうしようもできるはずはないのだ。
それでも超えられぬなら、段を潰してスロープにしてやろう。
それでも歩みが出ぬなら、坂をならしてゆっくり上れるようにしてやろう。
それが俺の役目だ。
ところが、着替え終わって愕然とする。
またシャツがベロリと出ているのだ。
このガキャ・・・!
言われたことを3歩歩けば忘れてしまう。
言われたソバから次々忘れる。
箸もそう、挨拶もそう、さ行もそう、踵を擦るのもそう・・・
できないのはしょうがない、それを怒って居るんじゃない。
言われたことを忘れること、やろうとする心がないこと、
逃げてしまうことに無性に腹が立つってもんだ。
それを正すは「自覚」
もう少し時間が必要か・・・。
夜。
Sのトレーニングを再度見直す。
成果が不十分と感じるからだ。
根本の原因。
Sのバランスの悪さ。
バランスが悪いから、重心の移動による転倒を恐れ、
思い切りある動きができない。
まず平衡感覚が弱すぎる。
決定的に脆弱だ。
そして体重が踵にあるため、重心の移動に体がついていけず転倒してしまう。
更に転倒を恐れるあまり腰が引け、ますます踵に体重が乗る・・・。
悪循環なのだ。
小腸の状態を良くしないと全身の状態がよくならず、
しかし全身の状態を良くしないと小腸の状態もよくならない。
小腸の状態が悪くなると、全身の栄養状態が悪くなり、
全身の栄養状態が悪くなると、小腸の状態も悪くなる。
何だか短腸症候群の治療に似ているな・・・。
Sの次第を聞いたおママもあきれかえっていたが、
俺も小さい頃は運動能力が極端に低かったからな・・・。
さすがにここまで酷くはなかったが・・・。