5回目の手術から3日経った土曜日の朝、突然傷口から液体が漏れ出し、急遽先生に診察いただいた。化膿してうみが出ているとのこと。本来術後は、抗生剤で化膿を抑制するのだが、諒の場合は強い抗生剤を投与すると、下痢につながってしまう為、弱めの抗生剤を投与していた。一度は家に帰ったものの、翌月曜日・火曜日とも通院し、結果火曜日の診察の時には、傷口が再び開いてしまい、胃から食物が出てきてしまったため、再入院・手術となった。
胃ろうを塞ぐ処置で、既に約1ヶ月経っており、諒は精神的にもかなりまいっていたため、今回は個室に入り、妻がそこで24時間看病した(余談だが、入院期間中、諒は先生看護士さんを完全無視していた)。入院は11日間となったが、その間次男の直は両方の祖母が面倒見てくれた。
手術は入院2日目の水曜日となった。もう少し待って化膿を抑制してから再縫合の手術を実施することも検討されたが、胃からの漏れによって、患部がどんどん化膿してしまっており、早急に実施した方が良いだろうということになった。手術は、前回の2時間より1時間くらい長くなり3時間と聞いていたが、実際には5時間をようした。正直、前回の縫合手術と内容はそんなに変わらないと思っていただけに、この時間延長は、何かよからぬことでも起こったかとかなり心配した。術後、先生からのご説明では、再び化膿が起こらないように、胃を一度取り出し、化膿した部分を切除し、全て綺麗に消毒して再縫合したのだが、胃を取り出す際に皮膚などとの付着を剥がすのに想定以上の時間がかかったとのこと。特に諒の場合は、過去何度も手術をしている為、付着の仕方が複雑であった為、切り離すのに時間がかかったとのことだった。とにかく、無事でよかった!
ただ、先生からどうも熱が高い、この手術でこれだけ熱が上がることは通常ありえないということで、検査したところ、インフルエンザ(A型)にかかっているとのことだった。諒と頻繁に接している我々両親にも薬を処方していただいた。(結果的に不幸中の幸いだったのだが)インフルエンザにかかったことで、当初術後は、観察室というナースステーションに隣接している4人部屋に移る予定(母親は泊まれない)だったのが、ずっと母親と個室に居られる事になった。
術後のケアだが、今回は最低3日間絶食させ、抗生剤も強いものを投与する、鼻から胃にかけて管を入れ、胃残を抜き取る、傷口にも管を入れ、化膿した場合には、吸い取る、4日目からおかゆなどから徐々に食事を開始し、順調に行って退院は約1週間後ということであった。
結果的には、順調にいき、9日後に無事退院できた(体重は2kg減った。当然歩いてなかったので足もかなり細くなった)。退院時には、抜糸も終わっておりテープで患部をおさえただけで、その夜お風呂にも入れた。諒は、弟の直とも遊べたことにより、表情が朗らかになってきた。
当初、胃ろうは自然に塞がると思っていたこともあり、処置で一ヶ月以上かかった今回は、諒をはじめ正直我々も精神的にかなり堪えたが、とにかく無事塞がって本当によかった。
なお、今回は諒が4歳での出来事ということで、彼の記憶に残ってしまうかと思うが、なるべく最小限にとどめられる様、家族で精神的なケアをしていくことが必要かと思う。
