平成15年10月13日(月祝) その4
「トゥルル・・・」
電話が鳴りました。
いやな予感とはこの事です。
案の定、産院のK先生からでした。
私「あ、先生、大変お世話になりまして・・・」
K先生「息子さんが嘔吐し体温が低下しています。
しばらく保育器で暖めたのですが、回復しません。
念のため、S病院に搬送します。」
私「はぁっ?? ・・・何かの病気なのですか?」
心臓の鼓動は既にMAXに達していましたが、
何となく予感していたからでしょうか、
自分でも驚くほど冷静でいられました。
K先生「新生児のこのような症状は、感染症とか・・・(忘れました)の
初期症状であることがあるんです。
ここ(産婦人科)ではその原因を調べることができません。」
私「ということは、何らか重篤な疾患でも・・・」
K先生「そうと決まったわけではありません。
あくまで可能性があるため、原因を調べるためです。」
私「わかりました。宜しくお願いします。
また状況がわかりましたら連絡ください。」
K先生「もちろん必ず連絡します。」
K先生「今ここにご家族様がおそろいですが、代わりますか?」
私「いいえ、結構です。」
このような状況で、先生以上に客観的な情報が入るはずがありません。
そして何より少しでも息子の側に居て欲しい、そう思ってのとっさの判断です。
しかし電話を切るや否や、すぐに相方の携帯に電話をかけなおしてしまいました。
もちろん出るわけがありません。お母さんの・・・当然出ません。
数度とも全て留守録につながり、諦めて向こうからの電話を待つことにしました。
電話を待つ間、膝を抱えて震えていました。
絶対何かの間違いだ、そうでなくともただちょっと機嫌が悪かっただけさ。
そうに違いない。きっとそうさ。
そう言い聞かせても信じても、カタカタ揺れる膝を止めることはできませんでした。
その5に続く。