平成15年10月14日(火) その15

「今、運命を決める手術が行われている」

なのに自分は待つことしかできません。
これほど無力を感じたことはありません。

「どうして?」 「なぜ?」

私は小学生の頃亡くなった、祖父のことを思いだしていました。
最後に会いに行ったとき、それまで殆ど意識が無かったにもかかわらず、
こっちを見て涙を流したのです。

その時の祖父の顔の白さ、しわ、目・・・
今でもはっきり覚えています。

「おじいちゃん、曾孫なんだよ!?俺の息子を助けてくれ!!!」


しかし今の私にできることは、祈ることと待つことだけでした。

その16に続く。