平成15年10月14日(火) その3
私は名古屋に着くと、相方の実家の最寄り駅に向かいました。
そこからタクシーで産科に向かいます。
相方が入院している産婦人科へはもっと良い乗り継ぎがあるのかも知れませんが、
調べる気力はありませんでした。
タクシーの中で携帯が鳴りました。S病院のN先生です。
11時からオペ(手術)を開始する。来られるか?という電話であった。
私「先生、10〜12時間後って仰っていましたが、早すぎませんか?」
N先生「時間をかけすぎても良くないんです。これくらい時間をかければ十分です。」
相方の産婦人科へ着くと、丁度K先生が相方の部屋へ向かう所でした。
先生昨晩は息子の様子を見に何度もS病院に行ってくださいました。
(途中自らの産院でお産があったため、戻ってくる必要がありました。)
ほとんどお休みになられていないでしょう。
部屋に入ると、相方、ジジババ、当然真っ黒に沈んでいます。
相方の目は腫れ、疲弊しています。
K先生からのご説明のあと、S病院まで向かうまで、少し時間がありました。
「何も食べてないでしょう?」
とババ様、おにぎりとジュースを用意しておいてくれました。
そういえば、昨日の昼食をご一緒してから、水の1滴すら口にしていませんでした。
「長丁場になる」
ありがたく、しかし無理矢理胃袋に押し込みました。
この場で私にできることは、
「きっと大丈夫」
そうトクトクと語ることだけでした。
勇気づけると言えば格好いいですが、私にも根拠はありません。
みんなで「絶対元気になる」そう信じることで、
ある意味少しの間でも「現実逃避」したかったのかもしれません。
その4に続く。