平成15年12月31日(水)

私自身は1ヶ月ぶりの再会である。
先日ジジが面会に行ったとき、イキナリ泣きだしたと聞いています。
私を見てどうなるか?
泣いたらもっと泣かしてやる!!

さて・・・
NICUに入ると、看護婦さんが息子に、

「パパとママ来たよ〜」

と呼びかける。
すると何故か、

「うぇぇぇ〜」

と泣き出しました。
どうやら早く抱っこしてもらいたい、催促なのだそうです。

特注の広いベッドに寝かされているます。
保育器のように覆われていないので、とても見やすく、触れやすいのも大きなプラス。
でも、それだけ息子の治療も長期化するということなのでしょう。


まずは私が久々にこの手に抱きます。
肝臓の数値が高いため、脂肪とアミノ酸を減らしています。
そのため体重は4,000g前後をうろうろしているんです。
しかし足が伸びたような気がします。

さて・・・
膝に乗せるとすぐに泣きやみました。
よしよし。

上下に揺する、少し激しい遊び。

「けはは〜」

と笑います。

おお!

嬉しくて2度3度、いえ2分3分は揺すっていたでしょうか。
続けて顔を近づけまして、

「ガウ〜!!」

と強面。
しかし何故か、

「ははっ!」

と笑う、おかしな奴。

私が息子を抱いたのは術後何度目でしょう。
最後は1月前。その前は術後すぐ。
3度目か、4度目でしょうか。
子供って暑い。
手に汗がにじみ、髪が湿ってしまいました。
しかし起こしたり、揺さぶったり、できる限りのコミュニケーションを試みます。
今日は本当にご機嫌である!

そこへ担当のK先生。

肝臓の数値が高く、点滴を減らしている。
おそらく先日の足の点滴漏れのせいか炎症反応が上がったので、
抗生物質を入れていた。
肝臓の数値が高いのもそのせいかもしれない。

肝臓は悪くなるときには急激に数値が高くなるが、
良くなるのはゆっくり。
なので検査も週1回か2週に1回。

足の血管炎は右手首のそれよりひどく、やはり跡は残ってしまうだろう。
カテーテルに雑菌が巣くう事があるが、幸いこれまでは起こっていない。
左手の中心静脈栄養もずいぶん長く保持できているのはいいことである。

成分栄養(3倍希釈)は1回に10cc入れている。
万が一点滴にトラブルがあり、不能となった場合、すぐに脱水状態になってしまう。
10ccを腸から吸収することができれば、何とかそれを回避できるボーダーライン。

しかしここ数日、便の状態も良くなった。
今後もう少し容量を増やしていくことに主眼をおき、
15ccになったところで、今度は濃度を上げていく予定である。

一部細かった小腸も、管が通っている状態とはいえ、
とりあえず通過している。
今は悪さをしていないので、経過を見る。



肝機能を除けば、全体的に上向きなのですね、ありがとうございました。
それにしてもK先生、目が疲れていますね。
隣の子、見たことがありません。
側で若いお母さんが泣いています。
先生、昨晩は遅かったんでしょうね。
長々お引き留め申し訳ございませんでした。
今年は大変お世話になりました。
来年も引き続き、息子を宜しくお願いします。

そしてお隣のご両親、どうしてここにいらしたかわかりませんが、
早く笑顔が戻ることを、心からお祈りしております。


続いて相方が抱く番です。

「なにこれ、びっしょりじゃない!」

もう私の汗でびしょびしょです。
ばれちゃった。

服を整え、あやします。
すると息子も、

「アウアウア」

と応えます。
産まれた直後もそうでしたが、目を合わせると、本当に会話のごとく声を出します。

しかしこれだけ反応が良いのは、術後は初めてなのだそうです。
おそらく造影のような大きな検査が一段落し、
また肝機能悪化のため、点滴が少なくなってるのも逆に肉体的ストレスが減っているのでしょう。

ただ、この笑顔には私も素直に嬉しくなります。


そうそう、看護婦さんから言われていた服、数枚を渡しました。
今後はMy wearとなりそうです。

久しぶりぃ〜!

このまま上下に揺すります。
本当はこの時期良くないんですけどね。
相方の語りかけにもよく反応します。
まるで返事をしているかのように、

「アウ、アウア・・・」

と喋ります。
やはり密閉された保育器より、平置きベッドの方が刺激があるのでしょう。
表情が格段に出てきたとのこと。
まだ寝るな、おらぁあ!

せっかく来たのに、愛想くらい振りまけぇ!
足を見ると・・・
やはり肉がありません。
現状維持分の栄養に制限されているのがよくわかります。
そして、度重なる点滴の痕が見えます。
これが左足の地下足袋。
爪に一条の白線があるのがおわかりになりますでしょうか?
全ての爪にあるのを相方が見つけました。
爪は健康状態をよく繁栄します。
このころ手術したのでしょうか。
平置きベッドの全貌。
外界の菌・ウイルスが入りにくい保育器から、格段の進歩です。