平成16年3月13日(土) その2


N先生から前回のレントゲン写真とチューブを抜くときの写真を元に説明を受けました。

・お腹のチューブはうまく抜けた。

・しかし少しエレンタールが残るようになってしまったので、
 大事をとって濃度0.5・25ccから濃度0.4・20ccに落とした。
 逆にIVHは25ml/hrから、30ml/hrに増量している。

・胃すぐ下の(小腸の)細い部分で通過できないのであれば、
 胃が風船のように膨らむはずである。
 それは見られなかったので通過はしている。

・チューブのガイドラインがなくなったので、
 まだ体が適応していないのだろう。

・今後も流れが悪ければ・・・悪さするところを捜し当てねばならない。



平成16年3月4日撮影。
ロールオーバー写真。
(マウスでポインタを写真の上へ)

青い線が小腸に入っているチューブ。
一カ所凄く細いところがありますが、
先生方の協議の結果、チューブを抜いても塞がることは無いだろう、とのご判断。
下の写真と比べ、本当に腸らしく太くなっているのがわかります。

ただ、圧倒的に長さが足りないことは、どうしようもありません。小腸がより太くなり、その表面のヒダが毛足の長い絨毯のようになり、少しでも表面積を増やすよう、対応してくれることを祈ります。
平成15年11月27日撮影。
同じくロールオーバー。

死にかけていた部分の小腸が、本当に細い。
上の写真と同じく青のラインがチューブであるが、細い部分は黄色く色分けしてみました。
もう、チューブの回りにかろうじて腸が残っている感じ。黄色の上下は元気な小腸なので、太さの違いは一目瞭然です。
この写真を見せられた当時は、落胆せざるを得えませんでした。
しかし、「腸とて筋肉!使えば必ず太くなる!」信じることにしました。しかし見事回復してくれました。



ふ〜ん・・・確かに小腸は短いながらも太くなっています。今の所順調な訳ですね。

・IVHがいつまで持つかわからない。
 前回は少し体重が落ちたぐらいだったが、それはラッキーな事である。
 悪くすると菌が体内をかけ巡り、敗血症になって、あっと言う間に死亡してしまう。

・大きくするだけならどんIVHで栄養を入れればいい。
 しかし不思議なことに口から多く摂取しても(小児の場合)太るだけだが、
 IVHで栄養を入れると脂肪肝になる。
 腸から吸収するのとそうでないのとは、何故だが大きな隔たりがある。


ふ〜ん、相変わらず嫌なことを楽しそうに言われます。
しかし治療に関し、一番慎重なのはこのN先生なのです。
厳しい発言も、ご自身への戒めなのでしょう。

・転院については、1時間くらいの場所なら何とかなるかもしれないが、
 東京までとなると・・・。
 渋滞もあるし、新幹線も事故が無いわけではない。

・1〜2日IVHなしでも生きられるくらいでないと、不安が残る。

・口から全く入れていないより、今のように少しでも入れている方が格段に良い状況である。
 しかし一般の食物のような異物を入れる状態とはかなりの開きがある。
 今は腸の壁も弱く、少し傷ができただけで、菌やウイルスが進入してしまうだろう。
 免疫機能は「破綻」していると思って良い。
 今はIVHに生かされていることを忘れてはならない。


ふ〜ん、まだまだ階段は続くんですね。

母親は東京と名古屋の往復です。
子が退院してからの一生の方が圧倒的に長いのです。
住居を今の病院の近くに移すことは得策でないと考えています。
なのでもうしばらく息子をお願いいたします。

N先生、手術の合間をぬって説明に駆けつけて下さいました。
いつもありがとうございます。

子をひっくり返したり上に投げたりしていたのですが、いい時間になりました。
一度お昼に出かけます。


その3に続く。