平成17年11月19日(土)
今日も一人で面会に。
夕方から相方も来る。
病室から外へ出るのは禁止と聞いていたので、
近くの100均ショップへ立ち寄る。
・・・めぼしいものはない。
紙風船を購入する。
病棟に入ると、息子はベッドの上から手を振る。
近くに寄ると・・・臭い。
丁度OGさんに処理して頂いたところだった。
ベッドの下にマットを敷かれ、オモチャが散乱している。
出られないので、ここで遊んでもらっていたのだろう。
息子につくと、人手が1人割かれる。
大変な負担だと思うが、本当に良くしてもらっている。
風邪と思っていた息子は元気元気。
時折咳と鼻水が出るそうだ。
・・・丈夫になった。
昔だったら、即重体だったぞ。
これも小腸が成長(太く)し、免疫機能が強くなったからか。
小腸・栄養マニアのTB先生の、これまでのお話が頭に浮かぶ。
早速風船を出してやり、膨らませる。
息子は最初こそ、華奢な風船をそっと持っていたが、
グシャッと潰すばかりで意味がわかっていないようだ。
何度も膨らませ、バレーボール宜しく息子に猛アタック。
・・・全く反応できていない。
こんなんでいいのか?!
特に靴を履きたいという要求もなく、ベッドの上、マットで遊ぶ。
夕食が来た時は、さすがにクック、クックであった。
しかし息子の好きな配膳の方でなくてよかった。
先にご飯が運ばれてきて、「はーい!」と食べる機マンマンであった。
病室のテーブルに息子をセット、さすがトマトを狙う、よく知っている。
「今日はトマト、よかったねー!でも大嫌いなインゲンもあるねー!!」
とSWさん。
そうか、息子はインゲンが嫌いなのか。
とっかかりがスムーズだったので、チョビッとインゲンを忍ばせる。
するとベロベロベロ・・・と出しやがる。
インゲンセンサーは超鋭敏であった。
しばらくしたら、イヤイヤが始まる。
「全部食べたらママが来るよ!」
卑怯な手だが、仕方がない。
インゲン以外を完食し、丁度ママが登場である。
息子は何やら話しかけているが、サッパリ内容がわからない。
息子はひとしきり喋った後、ルームランナーと化す。
時間になったので、ビデオを見させながら着替えさす。
便は3回、回数多いが量は程々。
悪いと言える状態ではない。
ママとスキンシップを楽しむが、NSステーションのタッタにも行けず。
息子もなにやらぐずぐずぐずぐず。
眠いのもあるんだろうな。
時間を見計らってSWさんが来てくれる。
・・・子を入院させるお母さんの行動パターンは3つある。
1.泣いてすがる子を置いていけず、帰れない。
2.言葉もわからない子に、「何で泣いてるの!いい加減にしてよ、おかしいよ!!」と怒る。
3.気にせずさっさと帰る。
1のケースは、子が泣き疲れて寝てしまうまで、いつまでも終わらない。
お母さんもくたくた・ボロボロになってになって帰っていく。
でも、そう言う場合は大抵1時間後くらいに目を覚まし、また泣き始める。
寝かしつけたつもりが徒労に終わる。
看護師さんも、そういう泣き方は相手にしない。
2のケースは、環境変わり不安がる子供に怒るのは、本末転倒である。
下?上?のお子さんが待っているのかもしれない。
自分の子が泣くのを恥ずかしがって怒るのかもしれない。
子を手放す自分の不安が姿を変え、子にぶつけてしまっているのかもしれない。
一番不安なのは子供なのだ。
ここで怒っては、ますます不安になってしまう。
でも、意外にこの2のケースが多いのに、いつも驚かされる。
3ができるお母さんは、ほとんど居ない。
私たちは、SWさんに遊ばれているウチに、そそくさと立ち去ることにする。
もちろんニコニコでバイバイである。
もちろんこれがベストと言うつもりはない。
しかし別れ・悲しみ、精神は肉体を支配するのである。
余計なストレスをかけることはできない。
「心を残すな、子に移る」
S院のN先生のお言葉は、今でもしっかり肝に銘じている。
今考え得る限り、最高の別れ方である。
私たちはこういう関係になるまで2年を費やした。
いや、その結果の自然な姿なのかもしれない。
S院の先生方も、スタッフの皆さんも、
もちろん今のF院の先生方、スタッフの皆さんも、
みんなが息子に良くしてくれる。
他の入院患者さん、親御さんまでもである。
本当に恵まれていると思う。
これは息子の人徳なのか?
いずれにせよ、感謝・感謝である。
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新規に仕入れた紙風船。 |
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・・・。 |
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はちゃー、こりゃダメだ・・・。 |
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やっぱボクはこれでないと。 ・・・ちょっと違うんですが・・・。 |