平成18年7月11日(火)
相方が不調により、急遽私が面会に行くことに。
病棟に入ると、息子は廊下を駆けて遊んでいた。
点滴が無いと、本当に自由だ。
私を見つけ、近寄ってくる。
「おパパ、何か持ってきた?」
他に聞くことは無いんかい。
「今日はお昼寝、してないよ!」
しかしKN看護師さんによると、
午前中にお腹(胃ロウ)が痛いと言ってベッドで休んでいるうち、
1時間くらい寝ていたということ。
それを聞いた息子も、ニヤッと笑って「寝たぁ〜!」と自白。
とりあえず、今は痛そうな素振りはないので良しとする。
ベッドに戻り、いつもの風船で遊ぼうと言われるが、
せっかくだから外散歩に出ることにする。
帽子をかぶって、さあ出発!と思ったら・・・。
「SWさん、お帽子似合う?」
なぜそんな事を聞く?
一体いつの間に覚えたのやら。
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きゅっきゅの周りを、 サメのようにぐるぐる回る息子。 |
今日は珍しくパトカーが停まっていた。
警官に声をかけ、子に中を覗き込ませる。
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パトカーとツーショットは初めてか? |
ところが救急車に隊員さんが戻ってくるのを見た途端、
「救急隊員だ〜!!」
とパトカーそっちのけで救急車に駆け寄る。
スミマセンと警察官の方に謝っておく。
子はキュッキュの中が見たいというので、早速近づいてみる。
女性の隊員さんが、「ボク、救急車に乗るの、初めて?」と声をかけてくれる。
そりゃ何度も乗ってるなんて思わないわな。
救急車が大好きで・・・と取り繕う。
その隊員さんが「おいで」と手を差し出すと、
何と息子も抱っこしてのポーズ。
若い女性だったからか?制服に安心感を覚えたか?
初対面にもかかわらず、すんなり抱っこで車内案内。
一通り見せて頂いたあと、お礼を述べて後にする。
その後は遠くの電車にバイバイしたりして過ごすが、
特になにもすることが無く、「そろそろ戻るか・・・」と中に入る。
その時にTB先生、KN先生とすれ違うが、
「胃ロウ(のパーツ)は明日来るから、もう少し我慢して」と言われたのみだった。
地下の売店まで行き、登りはいつも通り「足が疲れたから」抱っこをせがむ。
拒んでいたら、「胃ロウが痛いから」と何でも理由を付けてくる。
仕方がない。4階まで担いで上がる。
なぜかいつもの水槽には見向きもせず、病棟に入る。
16時のお茶を頂いたあとは、大風船(チカバルーン)大会となってしまった。
どこぞの子供達が集ってくる。私は大繁盛の屋台のよう。
ウチの子が疎かになるので、途中で閉店とした。
その場をスッパリ終わらせるため、一時プレールームに逃げ込む。
食事の時間までここでテレビでも・・・と思ったら、
そういえばオムツを換えていなかったのを思い出す。
部屋に戻っておむつ交換、お腹の胃ロウを見たら油紙で保護していた。
胃内容物が漏れてるんだろうな。このときはあまり深く考えなかった。
食事のワゴンが来たので配膳業務。
昨日プレゼントを頂いたお礼を述べた。
今日の食事のメインは牛肉。
何故かベッドで食べると言いだして、好物なので楽勝と考え要望に応じた。
しかし、甘かった。
折り紙を取れというので「パパ折り方知らないよ」と逃げようとしたが、
折り紙の本を持ってこられてしまう。
でもご飯で手がいっぱいだ。
「売れない子犬、どこかな〜!」
う、売れない子??
何やらよくわからない、悲しい言葉を連発す。
「あ、あった!」
見ると子犬の折り方のページであった。
どうやら「(折り紙)折れない、子犬」と言いたかったようであった。
手が3〜4本欲しいと思いながらも、完食させた。
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一体何頭の子犬を折ったか・・・。 |
食後は再び階段へ。
1F外でおママに電話をかけさせる。
「おママ、大丈夫だって言ってる〜!」
いちいち私への報告はいいから、ママとの会話を続けろよ。
続けていつものババへ電話。
「元気だよ、ナゴのババ!」
違うって・・・。
電話というとナゴのジジババを思うようであったが、
昨日来たいつものジジババだよと説明し、「うん」と言っていたので、
どうやら理解はしているようであった。
部屋に戻って歯を磨く。
ブラインドは前回から自分で閉めたがらなくなった。
「おパパが閉めてもい〜よ」
オマエ、面倒なだけじゃないのか?!
身体を拭いているときに、OGさんが明日の夏祭りの招待状を持ってきてくれる。
裸ではあんまりだということで、順番を後回しに。
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一度はスイカの招待状を受け取るが、 あんまりなので、着替えてからもらうことに。 それにしてもお腹の油紙は? そんなに滲み出すの? |
急いで服を着て、逆にOGさんを探しに出た。
スイカの招待状を貰ったまではよかったが、
自分もみんなに配りにまわりたいとダダをこね。
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早くちょうだい〜!! 急いで服を着て、貰いに来ました。 |
どうしても治まり付かず、S子ちゃんとKHちゃんの居るエリアだけ任される。
その間ベッドの片づけができたので、まあいいか。
満足して帰ってくると、本を2冊選んでゴロンと横になる。
もう眠いのだ。
白雪姫のクライマックスもさしかかったところで、
急にお腹が、胃ロウが痛いと言い出す。
あまりにも痛がるのでおかしいと思い、胃ロウの保護材の一部を剥がしてみる。
うあ、真っ赤っかだ・・・。
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油紙の下は、こんなになっていました。 もっと早く気が付けば・・・不覚です。 |
早速SGさんに見て貰う。
一度洗って、保護をやりなおすことに。
処置室へ連れてゆく。
息子の胸からお腹半分は真っ赤にかぶれていた。
サイズが合わず、胃の内容物がしみ出て保護材が濡れている。
それが肌に当たって傷めている。
それほどに胃酸は強烈で、もし十分な中和もされずに腸に入ったら、
血便が出るのも容易に想像できる。
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うあ・・・。 お腹半分というより、胴体片側真っ赤です。 これは痛い・・・。 明日胃ロウが来る! それまで我慢しかありません。 |
IOさん、SGさんにお腹を洗ってもらい、再度清潔なガーゼで保護をする。
息子の顔色もスッキリした。
先生に見て貰えるよう手配したとの事、ベッドサイドに大量のガーゼが運ばれた。
続きから本を読んで、
2冊目を読み終えるとすぐに落ちていった。
明日早くぴったりサイズの胃ロウが入るといいな。
夏祭りの招待状、無くすなよ。