平成21年3月4日(水)


朝。
夜半に薄く積もった雪は、路面には全く残っていない。
風邪とおママの為には、この程度で幸いである。

それでもSは僅かに残った雪を踏みしめていた。



耳鼻科から頂いた薬を少量で再開し様子を見たところ、
特に問題は起こらなかった。
(あの水様便は、おそらく風邪だったのだろう。)

朝から規定量を服用させ、お弁当にも同量持たせた。


ところが今度は薬による眠気が来たのだろう、
幼稚園からSを受け取る時には何やらボーっとした様子。

丁度同じ運動塾に通う子のお母さんから、
今日一緒に行かないかと誘われ車で連れて行って頂いたのだが・・・。
当然そこでもボロボロだったそうだ。

壁にブチ当たった板付き逆上がり。
足で自らの体を跳ね上げねばならないのだが、
Sにはその瞬発的動きがない。

コーチ曰く、トトン!で上がらなければならないのだが、
Sはトン!しかできないそう。
スピードと勢いが必要なので、
「速く速く!」と声掛けをしながらやらせたそうだ。

ところがSは眠くてボーっとしているもんだから・・・
コーチが背中を押して補助してくれていたのもわからず、

S「Sちゃん1人でできた!」

おいおい、ホントかよ・・・。
補助されたのに気が付いてないよ・・・。


練習後、一緒に行ってくれた子からも、

「今日Sくん、バタバタだった!」

とダメ出しされる程だった。

しかしS、いつもならここでプックリ膨れて怒るところだが、
今日はススッと身を引いたそう。
受け流すことができるようになっている。

そういえば、最近園からも特に何か言われることが無くなった。

以前はヤレ喧嘩しただの、何しただの・・・。
コミュニケーションが上手くなって、
特に眼につくことが少なくなったのではないかと思う。

幼稚園に入って、もうすぐ1年。
その間も日々成長しているのだから、状況が変わらないはずはないか。


変わったと言えば・・・。
先日お菓子のおまけのプラモを1人で作ってから、
工作にも少し自身がついてきたようだ。

今日は工作のやじろべえを自分で作っていた。

S「見本と同じように作る!」

絵を見比べながら、色を選ぶ。



きっと今までで一番複雑な塗り絵。
それでもここまでできるようになった。



多少塗り忘れはあるものの、
始めて見本通りに塗れた。
そして切り出して折って、貼れた。
こんな事でも軽い感動を覚えられる。


変わったと言えば・・・
これまで朝、Sが起きたらすぐトイレに座らせるようにしてきた。

短腸症候群は便意を催してから、我慢できる時間が短いという特徴がある。
家の中ではよいが、世間の荒波に揉まれている時には、大惨事になりかねない。
それであれば「出るモノは先に出してしまえ作戦」
リズムも一定になり、都合が良かった。

しかし寝起きのSはボケ〜っとしていて、
出ないといつまでもトイレに座っていたり、
出るまでの時間がかかる時があるという難点もあった。
そこで、朝のトイレを食後にしたのだ。

胃腸の動きも起きてすぐより、食物が入った方が活発になる。
出るまでの時間が短くなり、またその頃の方がSの意識も澄明になっている。
無用にトイレに長居することもなく、朝の貴重な時間の短縮になる。

これまでどうしても朝食は箸の進みが遅く、
1時間、酷いと2時間かかっていた。
そのため出がけにトイレと言われると遅刻しかねないので、
トイレは先に済ませておかなければならなかった。
それもこれも1月の入院を境に、
食事のスピードが格段に上がったことによってできた改善である。

Sの治療は管理された食事を管理された量食べきることで最大の効果が得られる。
逆に言えば食事が「遅い」「食べない」というストレスは非常に大きく、
特に自分たちに食事の全てが任されたこの2年間、ずっと苦しめられてきた。

ビバ!入院!!

・・・か?



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