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字を書くためには、縦と横の動きが大切。 |
おママとの勉強が終わり、もう寝る時間・・・なのに愚図り出すS。
そういえば、
S「(胃ろう抜いたら)体育見学になるかも・・・。」
S「(運動会の)組体操が潰れるかも・・・。」
と、モノ凄いマイナス思考になっていた。
どうした・・・。
明日は、いよいよXデー、胃ろうを抜く日。
しかしどうやらSめ、ナーバスになっているようだ。
いや、痛いとか痛くないとかじゃなくて(もちろん痛くない)、
S「自分ではなくなってしまうみたい・・・。」
と以前言っていた、どうやらそっち系みたい。
せっかく胃ろうが無くなるのに、諸手上げて喜んでほしいものだが、物心付いたころには既にあった胃ろう。
「ない」状況が想像できなくても無理はない。
胃ろうはSの命を繋ぎ止め、ここまで大きくしてくれた。
しかしまた、通常ないはずのものに頼るということは、
「どこか違う」「仕方がない」という言い訳にもなってきた。
それはもう、危うく病に食い尽くされるところであった。
言葉や理屈ではどうにもならない、断ち切るには胃ろうの離脱より術がなかった。
これでようやく、呪縛から解き放たれよう。

おママは昨晩明け方まで仕事の準備で寝不足だったが、S(とH)と寝てあげることにした。
いよいよ、明日だ。

身長:148.5p
体重:36.7s
ついに、この日が来た。
胃ろうのボタンを抜き、穴を閉じるのだ。
1歳で胃ろうを得てから、10年と半年。
予定期間が伸びて伸びて、それだけ苦労を重ねた日々だった。
これからSの新しい人生が始まるといっても過言ではないだろう。
それだけインパクトがある出来事だ。
ただ、胃ろうを抜くのは、至極簡単。
内部の風船を萎ませれば、スルッと抜ける。
3か月に1度の交換時と、ここまでは何ら変わることはない。

だが、ここで瘻孔はガーゼとテープで圧迫され、ついに閉じることを許されたのだ。

一つだけ残念なのは、造影をしなかったこと。
最初にSを執刀したN先生が、普通食を食べられるようになったSの小腸を、
どうなったんだ、見たいいいぃ〜!
と仰っていたことだけが心残りだ。
N先生をはじめ、全力で当時Sを守り育てて頂いたあのチームは、今はもうない。
各地でご活躍されていることと思う。
いつかまたお会いし、Sの姿を見て頂きたい。
さて・・・。
3日で針の穴程度になる。
そこから先、最後まで閉じるかどうかが問題だ。
諒くんもまた最後はホチキスで止め、すごく痛がっていたと聞いている。
Sは「ふさがらないと思う・・・。」とまたマイナス思考、完全にビビっている。
表面だけ閉じても、時間がかかった。
穴が塞がらなければ、中から縫う。
全麻になる。
そうならないように、できるだけ圧迫してほしい。
とのことであった。
これから3日間はこのままで圧迫し、15日に市販のバンドエイドに変えるよう指示を頂いた。
運動会直前であるが、体育は1週間見学になるとのことであった。
処置を終えた後も、Sの顔は険しい。
どうやら緊張しているようだ。
おママに、ケーキでも買って帰ろうかとLINEする。
まだ穴が大きく気になるので食欲も低下している、また後日にしようと返事が来る。
ま、それもそうか。
しかし夜には笑顔、
S「LINE全部よんだ?」
ケーキか、見たも何も、俺が送ったんだよ。
これから先、凄いスピードで文化は変化していく。
付いていけるだろうかS・・・。
別次元の文明に付いていけるだろうか・・・。
また別の心配が・・・。

ロウ口テープ止め1日目。
せっかく過ごしやすい季節を選んだのに、イキナリ真夏日。
さっそく痒がるS。
汗と掻把でテープの端が剥がれてきている。
厳しいが、更にテープで補強工作。
思えば生まれてすぐから体中がテープと管だらけ、
Sが不快に鈍いのも、意識と切り離し続けてきた、自分を守る術なのかもしれない。
いや、思いすぎ
Sは「お腹が動いてないかもしれない・・・。」と、完全に弱気モード。
いや、穴は胃だから関係ねぇって。
仕方ねえ痒みを鎮めるために、保冷剤をあてがってやる。
お腹が冷えるのは嫌なのだが・・・。
この通院で運動会の辛い練習を抜けてたのを発端に、ヒト悶着あったようだ。
単に治療だけでは済まないのが厳しい。
Sが「LINE見た?」と言っていたのは、ゲームソフトのことだったようだ。
おママが書いた「ケーキ以外のものはゲームしか」のところだった。
・・・って感じ。
ロウ口テープ止め2日目。
今日も暑い。
痒そうだ。
Hの眼科。
左0.07、乱視あり。
右0.2、乱視なし。
うわぁ、ホントに結構悪かったのね。
左右差が一番の問題だ。
視力の伸びが悪くなる原因になる、早めのに眼鏡をかけたほうがいいだろう。
ということで、その足で眼鏡屋に。
ちゃんとかけてくれるだろうか、眼鏡・・・。

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もはや限界の様相。 今日で3日、いよいよご開帳。 |
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自分で剥がす。 |
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・・・まだ大きいな。 |
S「中が小さくなってるんじゃない?」
いや・・・それにしては胃酸が出てくるのがわかる。
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こんな絆創膏程度で、本当に大丈夫なんだろうか・・・。 |
午前中、実験教室。
昼前に帰宅したSの顔が険しい。
S「胃酸が・・・シャツまで・・・。」
う〜ん、やっぱりダメか。
3日後からは市販の絆創膏でよいとされていたが、そんなレベルじゃあない。
周囲が胃酸にやられ、出血している。
ここは保護第一、亜鉛華軟膏攻めだ。
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ベットリ塗ったて、穴は小さくなっていく(だろう)。 そんな気がする。 |
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あ・・・オマエも写真か・・・。 |
その後もバタバタして・・・。
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夜は外食にした。 |
Sに痒みとか、不具合があるようには見えない。
亜鉛華作戦、成功だな、フフフフフ。
昨晩遅くから、Hが怒ったように泣きじゃくる。
どうした、夜に見たSFアクション映画が怖かったのか?
静かになったと思ったら、またすぐ泣き出す。
何だろう・・・。
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と思ったら、早朝から発熱。 |
何だ具合が悪かったのか。
GW、ジジババさまのとこで(暑くて)同じように激しく泣いたから、今回も不調という選択肢がスッポリと抜けていた。
漢方+α、早めに手を打つ。
やっぱ、効くんだよな、昼前には踊りだした。

あとは、夜に熱が上がってこなければいいのだが。
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S。 亜鉛華たっぷりがいいみたい。 |
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ずいぶんキレイになった。 |
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亜鉛華で蓋をして、棒状に丸めたコットンで抑える。 しばらくこれでいこう。 |
H、夕食後には視点が定まらず、あっという間に意識不明に。
寝てくれれば、回復するだろう。
一安心だ。
Hの熱は下がり、Sのろう口も穏やか。
嵐のような週末だった・・・。
Sのろう口が、閉じる気配なし。
確かに亜鉛華ベットリ作戦で落ち着いてはきたものの、
漏れに関してはあまり改善が見られず。
2枚だったガーゼを1枚にしたところ、漏れだしてしまった。
Hは元気、日曜の不調が嘘のようだ。
平成27年5月20日(水)
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のほほんと・・・。 |
早く保育園が決まらんかしら。
Sのロウ口、縮小の気配なし。