平成15年10月14日(火) その12

私にとって待合室の時間はまるで動きを止めたかのように重く、
静かでありました。

「なぜ息子に?!」

残念ながら生まれてくる子、全員が元気とは限らない事は知っています。
でも大多数?無事に生まれて来ているのです。

「なぜ私たちの子に?!」


子供は熟せば自然に生まれるもの、放っておいても育つもの。
正直どこかにそういう気持ちがありました。
出産その場に立ち会ってなお、拭い去るには至りませんでした。
これまで全てがうまくいき過ぎたせいもあるかもしれません。

これは私の甘さに対する戒めなのでしょうか。
私が何か罪を受けるべき事をしたのでしょうか。

私が悪いのなら、直接私を懲らしめてください。
息子は元気にしてあげてください。



何をどう考えても、解決の糸口と、答えは見つかりませんでした。

しかし、それは18時、時は流れていたんだと気がつきました。

「こちらへ・・・」

NICUに呼ばれたのでした。

その13に続く。