平成15年10月14日(火) その18

私「先生!」

N先生「・・・22cm残しました。」

私   「それで?!」

N先生「将来点滴(中心静脈栄養)から離脱可能とされるラインを若干上回ることができました。
     しかし個人差があり、何とも言えない所です。そして・・・」


私「そして・・・?」

N先生「そして、グレーな部分の腸、可能性がある腸を残した所もあります。
     グレーな部分、つまり死にかけていた部分です。上手くつながるか、
     つながったとしてちゃんと機能するかどうか・・・。
     後々再手術になる可能性もあります。
     でも繋ぎ目は元気な十二指腸、血流も多いところなので、
     期待しての判断です。」


私   「で、入院期間はどのくらいに・・・?」

N先生「個人差がありますが・・・1年は見ておいて下さい。」

私   「そんな・・・1年も・・・」

私は息を飲みました。

生まれてから1年を病院で過ごし、その間の親子の触れ合いは?
私達より先生や看護婦さんと過ごす時間の方が遙かに長く、
私達はいきなり1才児の親になるのか?
入院している間、治療以外の時間は誰がかまってあげるのか?
・・・それはまだいい。

ある程度まで体が大きくなるまでは、決して点滴を外すことができない体。
満足に食べることができない子と、どういう顔で食卓を囲む?


しかし相方に何と伝えればよいか・・・

相方は小さい我が子とベビーカーで出かけるのが夢でした。
生まれたての赤ん坊がかわいいと、常々申しておりました。

確かに最低ラインを若干(N先生談)ですが上回る事ができたようです。
しかし、厳しい妊娠期間中に心の支えにしていた、いえそれ以前から夢見ていた生活は、早くも崩れ去ってしまいまったのです。

その19に続く。