平成15年11月22日(土)

体重3746g。

今日は12時から外科のN先生と約束しています。
先日の造影剤検査の説明があるはずです。

12時間前に到着し、N先生はまだ外来診療中。
先に息子と面会です。

私はほぼ1月ぶりのご対面です。

あらら、おしゃぶりを止めてあったテープで口の周りがかぶれている。

小児科のK先生のご説明。

足の中心静脈栄養のカテーテルを左手に移動されていました。
できる限り動かせるようにした状態で、必要最低限の稼働域を制限する必要があります。

そのため16g前後の重りを3つもつけているんですね。
大リーグ養成ギプスの正体です。

でもそれが逆に、看護婦さんや先生にとっては凶器になっているんだそうです。(笑)
他にも足からミネラルを入れています。

炎症反応も先の検査で0.8(正常値0.5)、この調子だともう回復しているのではないかとの事。
抗生剤も1種類のみになりました。

今日はすっかり熟睡です。
つついても揺すっても起きません。

つまらん。
サル。
バカボンのパパ。
お腹の傷跡が見えます。
新生児の場合、横に切るそうです。
縦だとくっつかないんだそうです。


N先生の登場。
私の大学時代の親友そっくりなのですが、
とてもズバズバご意見されます。
気を抜いているとヤラレます。(笑)

早速造影剤の写真を見ます。

小腸って意外に太いんですね、元気な所は。
しかし、くるっと一周、細いところがあります。
これは確かに細い。

大学の先生方と協議した結果、やはり将来的にこの部分は難しいだろう、とのこと。
今回の造影剤後の炎症も、まずこの部分。
造影で小腸のヒダが写らない。
腸の粘膜として機能しているのか、わからない。
今はカテーテルを通しているからなんとか(腸壁とカテの隙間を)流れているが、
抜いたらふさがってしまうかも・・・。

ですって。

とにかく次回の造影剤で腸のカテーテルの位置を調整する。
そして、少しでも栄養を流してみる。
どんなに中心静脈に入れる点滴が発達しても、
それだけでは何れ壁にぶち当たる。
少しでも腸から吸収させなければならない。

今後の検査によって、細いところが機能を果たさないのであれば、
そこは腸として邪魔なだけ。
切除する。

もちろんできるだけ残したい。
切除した細い腸管をウナギ宜しく縦に2つに開き、
つなぎ合わせて一本の太い管を作ったりすることも前例がある。
しかしそれもあくまで腸としての機能を果たしていることが前提。
死にかけた腸の組織がちゃんと腸の粘膜として再生されているのかどうか。
今現在ではよくわからない。

次の検査は細い場所に的を絞り、もっと腸壁に張り付く造影剤を用いる。
全回よりバリウムの方がよく張り付く。

移植も小腸はとても難しい。
肝臓と共に移植すると、小腸の拒絶反応を抑える事がわかっている。
アメリカなど、消化管や内臓すべてを丸ごと取り替えて、良い結果を得ている。
しかし小腸はその機能の複雑さから、まだ手技が確立されていない。
教科書のない世界。

胃がなくなっても小腸が、大腸がなくなっても小腸が代役を果たす。
ただ、小腸がなくなった場合、その機能を果たせる臓器はない。
新生児なので大腸も多少栄養を吸収できるようになるが(代償機能)、
それとて微々たるもの。

多の器官だったら体を大きくしてから対応できるが、
小腸はそうは言っていられない。

・・・ですって。
代償機能も「微々たるもの」なのか。
少し(かなり)期待していたのになぁ。

もう、何を言われてもしょげることはありません。
以前なら必死に事例を探し、安心の材料としていましたが、
そんなことは既に関係なくなっています。

今後どうやって子育てしていくか。
それが課題となりました。

今日は殆ど起きてくれませんでした。
また明日来るからね。
おやすみ。