平成16年10月24日(日)


いよいよ明日だ!今日も元気か?!

子は・・・心配しながらNICUに入る。
もう、1年間毎日顔を見るまで(相方の報告を受けるまで)
安心できませんでした。
中は静かだ。息子は寝ているのか?

相方がつついて起こす。
すぐにお風呂、7,030g。ウンチ溜めてる?!

今日は元気!笑顔が凄い。いやむしろ「バカ笑い」。

しかし相方が部屋を出ていくと、

「きゃ〜〜〜〜!」

と長い悲鳴。

「おい・・・パパはここに居るぞ・・・」

全くの無視である。

明日退院時の、靴を履かせてみる。
・・・デカイな。一番小さいの選んだのに。

まずは靴下、スラッと入る。
靴も・・・嫌がらない。
しばらく立たせてみたりして、そのまま遊ぶ。

もう1歳です。
本当にだいぶ大きくなりました!
新しい病院でも、大丈夫だよな?

「・・・」

無言かい。

はいお疲れさん!
すると「ぽいっ!」と靴を脱ぎ捨てる。ぶかぶかだ・・・。


そうこうしているうち、もうお昼。
今日はTおばさんといとこのEが窓越し面会に。



このところ面会続きで、だいぶシチュエーションに慣れたよう。
笑顔とは言えないが、そつなくこなす。

その後は外に出て一緒にお昼ご飯。
これまでのこと、今後と事を話しつつ、Eが私にちょっかいを。
今度会ったら、おしぼりのように捻って、ハンカチのようにたたんでやるからなっ!!
わざわざおいで下さり、本当にありがとうございました。


昼食から戻ると、息子は覚醒中。
昨日(今朝)は明け方5時まで起きていたと聞いていたのに。
すぐに隔離室へ。

しばらく遊んでいると、N先生が!

「明日退院時に会いに来られない予定だったが、都合がついた。」

との事。お仕事優先ですからたまたまなのでしょうが、私たちにはなによりです。

転院の手順や途中の対応策などを話しつつ・・・
息子が産院AからこのS院に搬送され、オペを執刀し、
それから毎日のように様子を見に来てくださったN先生。

「気を残してはイカン」

「子は全てを感じとる」


いつものN先生節を最後まで貫き、

「寂しい」

類のお言葉は、一切口にされることはありませんでした。

「新幹線が鹿をはねて止まってしまらんとも限らん。飲み物を2回分持っていけ!」

いつも安全第一だったN先生。
ずっと経過を見届けたかったことでしょうに・・・。
今後もご報告、させて頂きます!


「鹿をはねたくらいでは、新幹線は止まらんか・・・」

そんなこと、どうでもいいですってば。


しばらく遊んだ後、

「そうだ明日のおんぶヒモの調整をしよう!」

明日の退院(転院)グッズの中からおんぶヒモを引きだし、抱っこしてみます。
しかし・・・何をしてもしっくりこない?!

「そうだ、説明書、ここにあるかも!」

・・・S院に置いておいたのを忘れていたのでした。
家をいくらさがしても無いはずです。

「こうやって・・・こう?」

「ああ!これこれ!!しっくり来た来た!!」

産まれて初めての抱っこヒモ。
準備万端です。



今日はその後も好調でした。
相方が出ていくと、大泣き、戻ってくると、大笑い。

夕方寝てしまう。
ジジババ面会も寝たままである。

ベッドに寝かせて、いよいよ明日だ!!

主が居なくなった隔離室(NICU倉庫)。
もうこれで最後です。
記念にと、相方が帰りがけにパチリ。

毎日機材を退かし、用意して頂きました。
本当に感謝しています。






夕食はお祝いの好み焼き。景気よく、ジュージュー焼きます。
自然と昔話に。

「あのときはこうで・・・」

「いやこうだった!」

みんな限界ギリギリだったことがよくわかります。
記憶がバラバラです。
でも、何より息子が生きていて、転院にこぎ着けて、これが一番です。

一年以上、実家にお世話になった相方。
二度も奪うような形になり、申し訳なく思います。

「家から送り出せなかったから、これでスッキリした」

お母さん、ありがとうございました。
このお言葉、しっかり肝に銘じます。