平成16年10月25日(月) 前編


いよいよ転院の日だ。
名古屋のジジババも手伝いに上京するため、
S院には自力(バス+電車)で向かいます。

この日をどれだけ待ち望んだか。
面会にS院に向かうのもこれが本当に最後である。
次にS院に行く時は、元気な息子を連れて行きます。
朝7時、早いこともあってか1年の思い出が次々頭をよぎる。

1年の荷物は驚くほど多い。雨でなくてよかった!

朝は晴天とはいきませんでしたが、
心は晴れ晴れ。



予定より30分早い8時にS院に到着。
婦長さんに抱っこされているのが外から見える。
よかった、元気そう!
転院できることを確信した。

中にはいると相方を見つけた息子が、

「ふぁ〜〜〜〜〜〜!」

っと奇声を上げる。
息子を受け取る相方。息子も嬉しそうである。

N先生ご登場。


テープを貼り替え、ルートにヘパリンを満たします。
これでN先生による全ての処置が終わりました。
本当にお世話になりました。
ありがとうございました。



「もしクタッとすることがあったら、エレンタールを飲ますように。
 途中で取り上げてもいいから、ちょびちょび飲ませてもいい」


万が一を心配され、3回分のエレを処方して頂きました。


IS先生も・・・

息子を食べてしまいそうな、IS先生。

「顔のアザは、素直に虐待ですって言うんだぞ」

はいはい・・・。


「早ければ婦長と12月に会いに行くよ」

ええっ?!
どうやら学会の帰りにお寄り下さるそう。

ありがとうございます!
是非当家にもお寄り下さいね!!



「あーよかった、間に合った!」

A先生が息を切らせながら駆け付けてくださいました。


すっかりよそ行きの服に着替えた息子を、
婦長さんが「いつもどおり」
看護婦さんの申し送りのミーティングの輪に加えます。



息子を抱え、

婦「今日で退院になります、よく頑張りました!」

と息子に一言。

皆「おめでとう!」

一斉にお祝いのお言葉と拍手がわき上がります。

婦「皆さんもよく頑張りました!」

皆「はーい!(↑)」

婦「これからももっと頑張りましょう!」

皆「ハ〜イ・・・(↓)」

これで息子の日々の業務もお終いです。

息子の最後の診察料、前もってお支払いするのを忘れていました。
わざわざ会いに来てくださった会計のITさんに託します。
ITさん、すみませんでした。

「スマンが外来があるから・・・」

N先生とは一足先にお別れです。


さあ、もう時間だ!!
夜勤だった看護婦さんも、息子の出発まで残ってくれています。
もう行かなくては!

婦長さんが我が子のように息子を抱き、外まで出てくれます。
IS先生も一緒です。
看護婦さんの皆さんもNICUの出口まで出てくれます。

「まるで大名行列みたい・・・」

誰かがボソッとつぶやきます。(笑)


私は朝から感極まり状態で、結局、

「お世話になりました」

たった一言申し上げるので精一杯でした。
前のNICU主任のKSさんを始め、最後にお会いできなかった方もいらっしゃいましたが、
皆様に大変お世話になったこと、そして多くの思い出を、
決して忘れることはありません。
本当にありがとうございました。
(これを打っていても涙が出てきてます)

F院を退院したら、また遊びに来ます。
皆様もお元気で!


B1のタクシー乗り場。
IS先生、婦長さんともお別れです。
息子も何となくわかっているようです。

下の茶店の方も見送りです。



タクシーの中では、私も相方も、殆ど会話はありませんでした。
お互い、それぞれ回想にふけっていたのでしょう。

この当たり前の写真が・・・
1年かかりました。



息子はすぐに寝てしまいました。
名古屋駅でジジババと待ち合わせ、新幹線に乗り込みました。

後編に続く。