平成18年10月22日(日) IVH終了123日目


今日はママが1人でお迎えに。

1時過ぎに病室へ。
「ママ〜。」と笑顔で迎えてくれる。

「今日電車乗ってお家に行くよ」と声をかけると嬉しそうに体を弾ませる。

パジャマのまま「行ってきま〜す。」っともう出ていこうとしたので、
慌ててお着替え。
気が焦っていてなかなか着替えが進まない。

ママとは久々の外出。階段が早くなっていることに驚く。
天気が良かったので公園に寄り道して滑り台で数回遊ぶ。
その後電車へ。

「行っちゃったよ。大丈夫?」と心配そう。

「大丈夫だよいっぱい来るから・・・。」

ただでさえ疑問を持つこの時期に大転換を迎えるこの子にとって、
「知りたいこと」はたくさんあるのだろう。

・・・・。

何を見てんの??
電車、来た!

電車大好きです。
おママ、お肩かちて。

おママの移動がスムーズになったと太鼓判。


お家についてパパとママは昼食、子はオヤツをとる。

「お腹空いた」と言っていたわりには、あまり食べない。
「もうごちそうさま。」っと席を立つと・・・なにかもそもそ・・・。
ウンチだ。どうやら今日も頻回なよう。この繰り返しだね。

結局おもちゃで遊びはじめてからも、またウンチ。
「もう病院に帰る。」と言い出す始末。不安な時はまだ病院の方が安心なのでしょう。
でも親にとっては悲しい言葉。わかっているけど・・・です。
結局オムツが足りなくなり、お風呂に入ったら病院に戻ることに。

水やりとか、今日も活発に遊んでいましたが。
どうしてもウンチが頻回。
最後は緩くてフローリングに垂れる始末。


今日はパパとお風呂。水が顔にかかるのが嫌いで「イヤイヤ」とごねるが、
湯船に入れてしまえば楽しそうに遊ぶ。

ただ洗うのは苦手。特に頭を洗うのは一苦労。
今日は大泣き。近所に虐待って思われたらどうしよう!!
なんて気にしながらも、おパパは容赦無しに終わらせる。
風邪をひかないようドライヤーで乾かしてお茶を飲ませてあげる。

お互い産まれて初めて、
一緒にお風呂に入りました。


身支度を整えたら何のためらいもなく。

「ママ、バイバ〜イ! また来るね〜お大事に〜。」

なんともキツイ言葉です。でも子にとってはホンの社交辞令。
深い意味はまったくありません。

でもさすがにがっくりくる言葉。

「バイバイじゃないでしょ。いってきますでしょ!」せめてものあがきです。

「いってきます。」「いってらっしゃい。」

この普通の会話が今はとっても愛おしいです・・・。

今日は雨。初めての傘デビューは秋の夜となりました。
本人は「傘さす!!」と大喜び。
でも、開くタイミングも分からず、
玄関でもう開けようとしてパパに止められていました。
こんな一つ一つのハードルを乗り越えなければなりません。

ベランダから風にあおられて揺れる黄色い傘を見ながらのバイバイとなりました。






夕方から降り出した雨に、帰ろうを連発した息子。

「おママ、ばいば〜い!」

笑顔で連呼であった。
お腹もここ1〜2ヶ月にしては確かに回数が多い。
そして今日の最後のそれは緩かった。

外出及びその連続は、
産まれてずっと病院で育った子にとって環境変化、ストレスだ。
家に来ても結局夜は病院に戻っては、自分が病院住まいと思わせても仕方がない。

スパッと退院させた方が子にとって良かったのかもしれない。
体調不良に天候の変化、不安を感じて「帰りたい」
もとの環境に戻りたいという感情は理解するに十分である。
時におママの実習に当たり、これは親の都合である。子が悪いのではない。

「退院したら、病院じゃなくて家にずっと居るんだよ」

「わかった。」

なまじ言葉が達者なだけ、理解が追いついていないと感じることもある。
退院してしばらくは、「帰りたい」に悩まされるかもしれない。

とにかく初の傘での出陣。
子はわくわくだが、家の前でいきなりトラックに水をかけられる。
ふぇっとたじろぐ息子。でも好奇心が勝ったようだ。

パシャパシャ水溜まりで遊びながら、でもマンホールでは必ず滑る。
どうもコイツは摺り足気味なのだ。

イッチョ前の幼児になりました。
でも持つ位置がちょっと・・・?


病院に入る。
あまりにも「帰る帰る」を連発していたので、おママ同様、私も気分が優れない。
病棟の階段はいつもは手を繋いでいるのだが、今日は1人で上がらせた。

「お兄ちゃん部屋になったんだから、1人で上がってみな!」

手すりにつかまりながら、1フロア分を上がった。

「1人でできた!」

と喜んでいたが、それはもうだいぶ前に出来ていたんだよ。
臆病・慎重な気質、いつでも助けてもらえる環境が、子の成長を妨げる。
しかし厳しくしすぎれば、子は対応できないかもしれない。
その中間どころを会得する必要があって、しかも子の成長発達に合わせてだ。
これはなかなか大変だ。

病棟に入り、子は

「雨がザーザー降っていて、で〜、傘さして帰ったの」

と、まず今日一番の印象的出来事を報告。
車中でウンチ臭がしていたが、それは子から発せられるものではなく、
計量のため持ち帰ったリュックのオムツからのものであった。

ビニール袋に大量のオムツ。
オムツは1枚30〜40g。種類によって違う。
それを交換の事に図り、オムツ自体の重量を差し引く。

今日は便が緩く、しかも漏れまでありグチャグチャ状態、
ビニール袋の中は何枚のオムツがあるかわからない。
しかし枚数を数え、それ自体の重さを算出するよう指示される。

「やりましょうか?」
と言われても、それは親がやらねばならぬ。
ゴム手袋をはめての作業であった。

今日は夕食の前に子を預けようと、おママと決めていた。
おママは明日からまた実習の1週間。
早く休むに限る。
お尻にかぶれを防ぐクリームを塗り、お腹のテープカスをとり、
状態がイマイチの胃ロウを消毒、IWさんに預けることに。

私「今日はもう帰るよ。」

S「なんで?」

私「だってパパとママは家にいるんだもん。Sは病院に『帰る』って言ったでしょ?」

S「帰らないで・・・」

ここまで言うと、さすがにしつこいか。

私「明日も家に行くよ。明日は三輪車に乗ろう。アンパンマンの三輪車、覚えてる?」

以前のアンパン三輪車は外出後半まで温存しておいたのだ。

S「赤い三輪車?」

私「黄色の三輪車だよ。」

子には珍しく色の記憶が異なっていたが、確かに赤のパーツも多い。
とにかく楽しみにしてくれたようで、笑顔でバイバイとなった。

明日も雨のよう。
駐車場で練習かな。


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