平成19年10月10日(水)


今日は午前と午後に新たな幼稚園にアポを取った。
もちろん私も同行する。

朝Sは鼻水を垂らし、あまり機嫌がよくない。
一瞬冷や汗かいたが、目が覚めてくると元気になってきた。
何とか今日一日保ってくれ。

秘技、4面同時パズル。

元気は、元気だ。



午前はジジババ宅の駅向こうの幼稚園。
そう、私が通っていた幼稚園だ。

一歩足を踏み入れると、「あれは・・・これは・・・」
記憶の片鱗がよみがえる。

こんなに小さかったっけ?
巨大なお弁当の保温機が、私の股下ほどの低さだったのに驚いた。

他の希望者との見学が終わり、園長先生に時間をとって頂く。

Sが胃ロウという医療器具をつけており、家の近くの園から断られたこと、
市や保健士さんからここの話が出たこと、私がここの卒業生であること。
TB先生から言われたとおり、ガーゼや服薬等の処置は不要で、
その他プール等も生活上の制限はないことを伝えた。

「心配なことは事前に言うように」と園長先生。
食事制限はある、しかしお弁当を持たせるので問題はないと考えている、
と付け加えた。

ここはカトリック系の幼稚園、世の中いろいろな人がいるが、
それぞれ別々の世界で生きていくことはできないのだから、
いろいろな人がいる中で学んでいくべきだと考えている。
医療器具をつけた子は経験がないが、自閉症の子は何人か居る。

年長で(父母が伴わない)1泊実習があるが、
以前アレルギーの強い子は、食事を事前に冷凍で送って対処した。


との事であった。
ただ残念なのは園長先生が今年度一杯だそうで、
副園長先生や他の先生とも相談し、返事を下さるとの事であった。

まだまだ話したいことはあったが、残念ながら時間切れであった。
一般の見学会や説明会が終了したシーズン、
未だに見学者が後を絶たない様子だった。

みんな園長先生の前で挨拶し、非常に落ち着いた雰囲気の園であった。
落ち着きがないのは、人の話を聞けないSであった。

約30年前、私はここを滑っていた。
感無量と言うより、異様な感覚である。


ただ、

「大丈夫だと思うけど、念のため返事は検討して連絡します。」

園としてはその言葉通りなのだろうが、
ヒラヒラ園長のせいで私達はその言葉に安心出来ないどころか、
検討されればアウトにならんかと、逆にマイナスのイメージすら抱いてしまう。

とにかく、待つしかない。


お昼は一端家に戻り、体勢を整えてもう一つの園に出発。
ここが最後だ。

約束よりだいぶ早い到着だったが、快く中に通して下さった。
一通りこちらの話をした上で、

特に問題はないだろう。
それより園にも特色がある。
気に入ってもらえるのであれば、どうぞ。


であった。

ここは午前中は遊びの時間。
子供が遊びを選ぶ。
よって学年・クラスの枠にとらわれない。

とても活発で活力を感じる。

また、

できる子だけ集めて決まったことをする。
それが教育だろうか?


とも仰っていた。
心強いお言葉だ。

しかしその間Sは足を投げ出し、ソファーに転がり、


「ちゅまーんな〜い!!」


オ・ノ・レ、キ・サ・マ・・・!





帰り道。
じっと見入る2人。
残り少ない時間を、力強く生きる。

はかなさを感じるのは勝手すぎるか。
公園に寄るも、階段1つ上がったところで進退窮まる。

全くできなくなっている・・・切なすぎるぜ。


幼稚園に入れることが子のコミュニケーション力や運動能力、
諸々の力を引き出してくれると信じるが上、
逆に「入れないかもしれない」凄いプレッシャーだ。


子が生まれて今月で丸4年。
常に何かしらこういうストレスにハラの奥底を叩かれ続けてきた。
毎日重いボディーブローを受け続けているのだ。

何れの園も、障害者の受け入れの実績がある。
でもまだ、選択の余地があるやなしやもわからない。

諸々はまた明日考えよう。
とりあえず、つなぐことはできたのだから。

とても勇気づけられる1日だった。
しかし、非常に疲れた1日だった。



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