平成20年2月13日(水)
栄養剤の夜間連続注入終了時刻にあわせ、
いつも通り朝5時に胃ロウの接続を外す。
(もちろん、もっと遅く終了するよう開始時刻を遅らせてもいいのだが・・・)
うわ・・・布団がビッショリ。
全くスゲエ寝ショなんだから・・・と思って異変に気が付く。
ズボンが全く濡れてない。
というか、とても甘いライフロン−6の臭いがする。
しまった、接続チューブとルートの接合が甘かったか。
明るいところで改めて見ると、随分と胃液がチューブに逆流している。
こりゃあ、殆ど漏れちゃったな・・・。
しかし栄養剤パックを洗っていて再度異変が。
接続部分じゃない、チューブのどこからか漏っているようだ。
よく見ると穴が空いている。不良品か?!
他にも異変がないか、指先でルートを伝う。
どうも、所々凹凸がある。
まさか・・・
とにかく本人はグッスリだし、私も時間がない。
おママに布団がびしょ濡れの旨、書き置きして出社した。
お昼に、おママからメール。
Sに聞いたら、
「Sちゃんが(接合部の)テープを取った。夜から漏れていたからティッシュで押さえた。」
との事であると。

ウソつけ。
接合部位は問題なかったぞ。
接続前に用意したときは漏れてなかったからルートに穴は空いてなかったはず。
寝るまでに漏れだして来たのなら、Sが起きているときに穴が空いたってこと。
つまり、Sが囓った可能性が高い。
だから見て見て君のSが漏れを言い出せなかったんだ。
最近のSはよくウソをつくようになった。
S「おママはもっとジュースいれるよ?」
等と、制限されている水分を少しでも多く飲みたくて、
私にカマかけたりする。
知恵がついてきているのだ。

ウソつかない人間などいないし、
子供だから空想と現実の境もあいまい。
怒られるのがイヤで囓ってないと強く思えば、
本人には「囓っていない」のが本当になることもあろう。
おママの不調で朝が遅くなったにも係わらず、
夜はいつも通り早めの時間に布団に入れられる。
眠れず「ついつい」だったのかもしれない。
しかしイカンものはイカンもん。
しかもこと治療に関すること。
黙ってはおれん。
でも状況証拠を揃え突きつけても、Sには理解できんだろ。
ガンとして否認し続けられたらどうするか。
やっただろ、やってない、では話は進まないよな。
う〜ん・・・。
帰宅後、いつものように駆け寄ってくるS。
S「先っぽ、噛んでないよ!」
おママから囓り疑惑を突きつけられたのだろう、
そして以前シリンジの「先端」を噛み潰して怒られたので、
先制(宣誓)攻撃を仕掛けてきたのだ。
(確かに今回「先っぽ」は噛んじゃいないだろ。噛んだのはルートの「途中」だろ。▼▼メ) )
私「まず。何で漏れているのに言わなかった!」
聞けば起きているときに漏れているのに気がついていたそう。
栄養剤が外に漏れ出しただけなので危険はなかったが、
服薬や胃ロウ、体調、生活においても何らか異常を感じたらすぐに知らせなくてはならない。
それがなぜ言い出すことが出来なかったか。
無言で答えられないSに、言わなかったのが何より悪いことだと教えた。
私「では次。なんで漏れてきた?」
S「Sちゃんが、(チューブ同士の接合部分の)テープを剥がしちゃったの。」
私「あれえ?朝見てみたけど、テープはしっかり止まってたぞ?」
S「・・・噛んだ。」
私「え?」
S「・・・Sちゃんが噛んだ。」
おママが「おパパにウソつくと怖いよ〜。ちゃんと正直に言った方が良いと思うよ〜。」
と、事前にジャブを入れておいてくれた。
そして、おママには噛んでないと1日言い続けてきたので、
おママはわざと席を外し、Sが自白しやすい環境を整えた。
よってとても簡単に口を割った。
自分がやったと言えたのはよかったが、最初は隠そうとしたことは良くなかった。
そして、失敗してしまうことや、ついやってしまう事は誰にでもある、
でもその時はちゃんと誤りなさい、と簡単に念押ししておいた。
しかし納まりがつかないのは1日ウソつかれたおママである。
結局自白したから大きなカミナリは落とさなかったが、
「アナタはウソついてるときは饒舌になるのよっ!」
胃ロウの重要性から危険性から始まり、ウソをつくとどうなるかまで、
私より長く説いていた。
S「ウソはなくならないの?!」
一度ウソをつくと、それは絶対になくならないとの話に、Sは目を白黒させていた。
俺的には、もっとSは頑なに認めず泣き叫ぶと思っていたが、
やれやれだいぶ理解力も付いてきたようだ。