平成21年1月18日(日)



S「おママは?」

今日の面会はおパパ一人だよ。

S「え〜・・・イヤだなぁ・・・。」

と不機嫌きわまりない。

拗ねてしまったS。


日勤担当のUYさんによると、今日の昼から絶食になったそう。
覚悟していたこととはいえ、こりゃ試練だな。

プレールームに行くと、エネルギーを大量に消費し、水分も失ってしまう。
ベッドの上で過ごさせる。

Sは七田を持ってこなかったことに腹を立て、ふてくされる。
今日はお友達への返事の手紙を書いて欲しいんだよ。

またしても拗ねてしまったS。


Sは退屈のあまり、私に頭突きをかましてくる。
これくらいは仕方なしか・・・。
甘んじて頭突きやパンチ攻撃に耐えるおパパであった。
本気で頭が痛くなった・・・。

ベッドの上でモグラ叩きゲーム。

が、大半は私への頭突き攻撃を好んだS。


IWさんが、TB先生は既に帰られたと伝えに来てくれた。

(小児だから)寝る時間が長いので、寝ている間に失う水分が多い。
夜に集中して水分を補給できるように調整しているようだ。


と教えてくれた。

お友達への手紙を書いていると、途中で、

S「だるい・・・」

と言って横になってしまう。
そりゃそうだ、エネルギー切れだろう。

そこに内科のAY先生が説明に。

外科の先生と相談し、今日の昼から絶食とした。
トイレの回数を見ながら、水分が足りなければ再び点滴を入れるかもしれない。


う〜ん、やむなしですね。
本人は喉は乾いていないといいますが、
唇が乾いています。

又見に来る。脱水について気をつけよう。

よろしくお願いします。

夕方になり、相撲タイム。
ここで一息つけた私であった。

夕食の時間、部屋にご飯が配られるのを見て、
自分もベッドに戻ろうとする。

しかし絶食だったのを思い出したか、
無言で再び椅子に戻り、相撲観戦を続ける。




S「エビチリの臭いがここまでするんだけど!」

問い面のお兄ちゃんに、報告?嫌み?
どうにもならんのよ、我慢しかないぞ。

相撲が終わっても、そのままボケら〜っとニュースを見続けている。
エネルギー切れだな・・・。


昼からの絶食のせいで便量・回数は少なくなったが、
それでも出るということは、まだまだ落ち着いていないということだ。
しかも、やはり赤いもやもやが混じっている。

お腹が落ちついて、更に回復させねばならない。
絶食が明けてからも暫くは半量だろうし、
まだまだ時間がかかりそうだ。

水分補給は電解質補給を兼ねてソリタ水。
ただ、Sは何故かその味が嫌いなのである。

薬も規定のソリタ水で飲むよう言われたが、
OUさんから先生に確認してもらい、別途薬分の水をもらった。

Sは全ての粉剤をそのまま飲み込み、最後に口をゆすぐという特技を持つ。
水は最小限で済む。

やっぱり喉は乾いているのだろう。

僅かな水を最後の一滴まで飲んでいた。



ソリタ水は胃ロウから2時間かけて注入する。
着替えさせ、NSステーションで注入することに。

お気に入りのウルトラマンの絵本を持って、そそくさとNSステーションに向かうS。
私が帰り支度をしてNSステーションを覗くと、既に看護師さんに絵本を読んでもらっていた。

サヨナラを言っても、無言のS。
看護師さんに挨拶を促されても、うつむいたまま。
そして一瞬、上目遣いで恨めしそうに私を睨んだ。

ああ、帰れないのもご飯を食べられないのも理解して、
文句も言わずに我慢しているんだな、コイツ。

今回の入院で、精神的には急に成長したように思う。
というか、そうならざるを得なかったんだろうな。

その心意気を無にしてはならん。
ここは一気に退散だ。

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