平成19年5月21日(月)


お昼におママからメールが来た。
Sが転倒し、後頭部を強打したというのだ。

病院でレントゲンを撮ったが、幸い異常はなかったそう。
どうも公園で、よその子がかかわっているらしい。
そのお母さんも病院に同行してくれたとか。

帰宅後、詳細を聞く。

丁度3歳になったばかりの女の子と砂場で遊んでいたそう。
珍しく3歳児、Sも珍しく交流ができていた。

しかしSの熊手を巡り争奪が始まり、
女の子が転んだ拍子に、それが砂場の外に飛んだそう。

2人は猛ダッシュで熊手に向かったが、
Sはスタート時の体勢もよく、先に熊手を拾い上げたそうだ。
しかし・・・

Sが砂場に向いた瞬間、その子がそのまま突進してきて、
女の子がのしかかり浴びせ倒しの形で2人とも倒れたそう。

そしてちょうど頭の位置に石段があり、
まるで金槌、2人分の体重でSの後頭部が岩に振り下ろされた格好になったらしい。


慌てて駆け寄ると、岩が濡れている。
一瞬静かで動かず
ヤバイ!と思ったが、
Sは一呼吸おいて、火がついたように泣き出してくれた。

大丈夫、意識はある。
岩の濡れも出血かと思ったが、頭に傷はなかった。
とにかく致命傷に至らずにホッとする。

おママはSの頭が岩に衝突した刹那、

「ここまで多くの方に生かしてもらったのに・・・」

過去の出来事が走馬燈のように駆けめぐったそう。
それを一瞬にして無にしてしまったかと、目の前が真っ暗になったそう。

ただ、あまりに見事に後頭部から石に激突したので、
その子のお母さんが心配して「病院に検査をしに行こう」と申し出されたそう。

タクシーで病院まで送って頂き、
診察が終わるまで付き添って頂いたそうだ。


まさか女の子がそのまま突進するとは思わなかった。
予測不能だったそうだ。

でも逆の事故も十分あり得る。
ちょうど3歳頃が、力加減もわからず、また力も強くなる時。
最近のSはそれを越したが、
意図しなくてもつまづかせてしまうことだってあるだろう。
ここまで対応して頂けると、後味は悪くない。

検査後Sとその子は病院から手を繋いで帰ったそう。
子供同士、わだかまりはない。
でもSはオモチャの譲り合いは大切だと、痛感したようだった。




帰宅後、疲れたのかSは眠り込んでしまう。
頭部強打は後から症状が出ることがあるので気が気ではなかったが、
2時間ほどで目覚め、すぐにホットケーキを食べだしたので、
安心したそう。



私が家に帰った時、

「パトカーに乗ったんだよ!」

と出迎えたS。
パトカーで病院に運ばれたのかと思ったが、
あまりの惨事に、おママがつい運転ゲームをやらせてあげたのだとか。



しかし今日は本当に心配だった。
状況を目の当たりにしていたので「もうダメだ」と思ったそう。
それくらいの豪打であったそうだ。

これまで3年半、何度も死にそうになりながら、
みんなに支えられながら、やっとここまでになったのに。
おママは

 「肝を潰す」 「血の気が引く」

その類の言葉は全て当てはまる1日だった。
疲弊しきっていた。

それにしても、S。
振り返りざま虚を突かれたとはいえ、
7ヶ月も下、しかも女の子に倒されるとは。

もともとバランス感覚が悪く、いや「バランス感覚がない」
未だ片足で立つことができないのである。

当然、倒れるときに手を付くとか、
倒れる前に足を出すとか、殆どできない。
そもそも「倒れるようなこと」自体が嫌いなのだ。

これは、鍛えなイカン。
でもどうやって・・・結局ロードワークしかないだろう。
Sにもできる運動で、しかも体協調性が養われる。

今週末も、また頑張ろう。

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