平成20年7月16日(水)
朝、いつも通り胃ロウを外そうと、Sのベッドに入る。
・・・冷たい。
漏らしにしては、何か変。
ズボンが濡れていない。
見ると胃ロウのルートが体にグルグル巻き。
はは〜ん、引っ張られてパックのルートと接続チューブの接合が外れたかな。
ほら、やっぱり抜けてる。
って・・・?
胃ロウのボタンも抜けてんじゃん!
![]() |
体内側のバルーンがしぼんでいる。 バルーンの水の量のチェックを怠っていた。 胃ロウ歴3年半にして、この失態。 瘻口が裂けなくてよかった。 |
![]() |
まあ、ついでに胃ロウが抜けたところも撮っておく。 いつの日か、胃ロウが不要になり、こうなるのだ。 北斗のケンシロウ腹。 |
いやいや朝から疲れてしまった。
今日は幼稚園の一学期終業式。
そう言う日に限って、なにかあるものだ。
携帯電話のバッテリーが残り少ないときに限って、
バンバン電話がかかってくる。
そんな状態にきっと似ていると思う。
まあ、最近体がでかくなったからか、暑苦しくて寝苦しいのか、ヤケに閉塞も多い。
ならば注入量が減った分、注入時間を短縮する方法の方がいいかなぁ。
私達の就寝前に終わってしまえば、閉塞もないしこのような洩れの心配も少なくなる。
本当は、ちょっとずつが胃ロウの旨味。
ゆっくり時間をかけて少量ずつ注入するのが腸への負担が少ないし、吸収効率が高い。
しかしそれが必要だったのは、食事では十分なエネルギーを吸収できなかった過去の話。
今は食事でホボ全ての栄養(体の維持+成長分)を吸収でき、
またその高い負荷にも耐えられるようになっている。
夜間の栄養剤持続注入は、もはや単なる補助なのだ。
さて、終業式・・・。
おママはママさんコーラス隊として舞台で合唱。
ところが大泣きしてしまったというのだ。
1曲目を歌い出した途端、
幼稚園に入園してからというもの毎朝時間に追われ、トイレを心配し、
何より日々の体調や感染症に対し絶え間ない注意がこれで一段落。
安堵した途端、涙が溢れて来てしまったと。
2曲目は趣向を変え、折り紙で作った爪をつけワシャワシャすると、
子供達の表情がパァッと明るくなり、無垢な目に射抜かれてしまったと。
3曲目、最後はカトリックの幼稚園なので、神様に感謝する歌。
Sが生まれて間もなく生死を彷徨い、
重度の感染症を繰り返し、なかなか大きくなれなかった日々。
例え成長できたとしても、一生ご飯は食べられないかもしれない。
暑い日も寒い日、毎日毎日面会に通い、IVHに振り回されていたこと。
退院しても感染に怯え、人混みを避け続けた毎日。
もう、ここで今日のここまでの全て走馬燈のように甦り、
ついには号泣してしまったそうだ。
また他にも同じように泣いているママさん達がいたそうだ。
一学期は短いけど、1/3が終わったのだ。
つまりは幼稚園生活の1/6。
いろいろあったけど、あっという間だ。