平成20年7月30日(水)
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ついにスポーツクラブの正会員になった。 |
Sの運動能力の脆弱さに手を焼き、ここに希望を託した今月初め。
でも決して運動が嫌いなわけではなく、
恐がりで自分に甘い甘えん坊なだけなのだ。
レッスンの始まりはゴーオンジャーの音楽に合わせ、飛んだり跳ねたり。
今日は後方にいたSだが、後ろは慣れない子達が集まりがちで、
コーチが目を光らす場所。
Sはコーチに邪魔とばかりに突き飛ばされるように前に出された。
それでも全く動じず踊り続けるS。
もうすっかり慣れて、本当に楽しそうだ。
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準備運動。 若いのに、体、堅い。 |
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でもそれなりに得意な動きもある。 |
何と今日の種目は、一番苦手とする鉄棒である。
実は今日のレッスンが始まる前にコーチに呼び止められ、
「逆上がりをする予定だが、(胃ロウに)タオルを巻いたりしますか?」
と聞かれていた。
すいぶん気を遣って頂いている。
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今日は苦手な鉄棒。 しかも逆上がりだって・・・。 |
一寸考えたが、強く擦らなければ問題ないので、
位置だけ気を付けてもらうようお願いする。
Sの鉄棒嫌いは相当なもので、
Sにとって足が地を離れ、頭の上に上がるなど以ての外。
挙げ句、ここに入る前は鉄棒に触ることすらできなくなっていた。
何とあのSが回っている!!
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ただ、やはり怖いのだろう、
2順目は最初の1順目だけ手につければいい滑り止めのパウダーを、
2順目でもわざつけに行ったり、
前の子の背に隠れたり、
隙あらば順番を遅らせようとしている。
それがコーチに見つかり、前に連れ出されていた。
よしよし。
レッスンが終わって出てきたコーチに聞いてみたら、
「鉄棒の前に来ると、目が泳いでました。」
「『うわぁああああ〜!』って叫んでましたよ。」
やっぱり怖いのは怖いのだ。
しかし甘えるわけにはいかない相手だから、やるしかない。
これは自分たち親ではできないのだ。
そして逆上がりまでにはぶら下がりからはじめ、
足で頭上のボンボンを蹴ったり、
何段階もステップを設けている。
器具とノウハウが、ここにある。
更にエアコンも利いており、水分摂取に制限があるSにとって、
物理的環境もよい。
本当に、入れてよかったと思う。
そのコーチ、
「本当に社交的な子ですね。」
どうやらSはとてもよくコーチに話しかけているらしい。
今日もレッスン終了後、コーチに高々と持ち上げられていた。
ただ、以前と変わったのは、子供同士でもよく喋るようになった。
喋りがないと呼吸できないかのように、
いつも隣の子と何か話している。
昨日もレッスンが始まる前に待機していたら、
開き室で小学生くらいのお兄ちゃんが転がったりブリッジしたり運動を始めた。
Sがそれを見て、いや見よう見まねで真似していたら、
「何で真似するんだよ!」
と怒鳴られていた。
しかしおママがちょっと席を外しているうちに、
いつの間にかうちとけ最後はその子と鬼ごっこをして遊んでいたのだ。
幼稚園の効果だろう、大人だけでなく、
知らない子供の輪にも入っていくようになった。
Sはいつの間にか子供同士でも、とても社交的になっていた。
諒君のご両親が言っていた「幼稚園が全てを変えてくれる」
確かにその通りだと思う。
更にここや英会話教室は、幼稚園ほど規律がない。
本当に伸び伸び何でもやれる。
そんなSを見ていると、
救われた命、保たれた命を全身で喜び、謳歌しているようにさえ思えてくる。
Sは生まれて間もなく費えるだけの命しか持たされて来なかった。
いわば、Sにとって毎日がボーナス日なのだ。
(もちろん、私達家族にとって・・・。)
だからこその屈託のない笑顔なのだろう、みんなこれにやられるのだ。
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もちろん段階を踏むだけでなく、 合間には、次の種目のための動きも取り入れ無駄がない。 |
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それでも特別レッスンになってしまうのはSが故なのだ。 だが、鉄棒ほど苦手意識がなく、それでも楽しそうだ。 |
レッスンが終わり、丁度主任のコーチが横を通ったので、
正会員になった挨拶をと呼び止めた。
「ああ、さっきS君に聞きましたよ。
(スポーツクラブの鞄は)赤いバッグにしたんですってね!」
い、いつの間に?!
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午後は用事でお出かけ。 |
電車で「何年生ですか?」って声をかけられた。
まだ年中だっての。
栄養吸収障害(短腸症候群)で治療中とは誰も思わないだろうな。
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おママ家伝統の?五平餅。 Sには表面をさっと炒める。 味噌をつけて食べるのだ。 何とかお餅を食べられるようにしたいが為の策である。 |
最近はとても食欲があり、便の回数も落ち着いている。
それどころか栄養の吸収が良くなったのだろう、便量も減った気がする。
S、4歳の夏。
今のところ好調である。