平成21年7月26日(日)  胃ロウ中断13日目


今日は通常の運動塾。
月末はテスト、今回は難関坂付き逆上がりである。

しかしそれ以前に朝食の進みが異常に悪い。
夜間の栄養剤持続注入を中止し、お腹が空いているはずなのに・・・。

朝7時から食べ始めてもう9時、既に2時間もかかっている。
あと3時間で昼食だぞ!?

夜間の栄養剤持続注入分も、しっかり食べてもらわなくてはならん。
励ましたり喋りを止めたりして、だましだまし食べさせる。
運動塾に出かける時間には滑り込みセーフで完食した。

S「ちょっと、よこになる・・・」

と言ってゴロリと倒れ込むS。
ここのところ、ずっとそう。

しばらく休ませた後、薬を飲ませて、次は歯磨きだ。

S「うおぇっ・・・」


・・・え゛!?


歯磨き後のゆすぎが誘い水になってしまい、
せっかく食べた朝食を吐き戻してしまった。

あ〜あ・・・せっかく頑張って食べさせたのに・・・。
2時間の苦労が水のアワである。

昨晩も久々闘いをやったから、疲れが残ってしまったのだろうか。


食事の形態をアップをきちんと管理して1週間。
増量したダメージの蓄積も現れる頃である。

Sは「すっきりちた!」と元気を取り戻す。

食べるも地獄、食べさせぬも地獄。
ハタから見れば元気そのものでも、
短腸症候群という見えない悪魔との闘いは非常に厳しい。


気を取り直して、運動塾にでかける。

テストだからか?どことなく不安そう。


最初は縄跳び。
今日は大縄跳びだ。

1、2、3!で飛び込むタイミング。
Sはワンテンポ遅れて4で入る。

ダッサ・・・。

動きにバネがないので、
1ジャンプ毎に膝を曲げて跳ぶのに一苦労。
リズムとるどころじゃない。

ジャンプトレーニングはしてきたが、
どうやらもう1段レベルを落として、
踵を着けない跳ね方を教えた方がよさそうだ。


続いてテスト種目の鉄棒。
Sは板付き逆上がり。

しかし前回の運動塾でおママが見た限り、望み無し。
板を踏み切る動作ができないのだ。

まず練習、案の定ボロボロである。
もう何ヶ月この状態なんだよ・・・。

先の冬休みもこれやってたから、半年以上ここで藻掻いていることになる。
プールに切り換えようか、アタマの中で声がする。

テストが始まる。

やはり回れない、踏み切れない。
コーチから、スタート時に鉄棒を胸に引きつける姿勢を指導されている。
すると、Sがくるりと回った。

ん?!

頭に残った残像を思い起こすが、コーチの手はSから離れていた気がする。

私「・・・今、コーチの補助あった?」

マ「・・・無かったよね?」

もう一度、Sの番。
ダメでも2回は挑戦させてくれる。

あれ?
S、コーチの補助なく自力で回っているぢゃないか!
合格だ!


踏切がイマイチでも、体が軟らかくなった分、
挙げ足が「こちら側」まで来る。
回転しやすくなっていたのだろう。

ビバ!ストレッチ!!
ハラショー!継続の力!!

である。


意気揚々と引き上げてくるS。

何と本番で始めて坂付き逆上がりを成功させてしまった。
しかも回転から起きあがりはもう1つ級が上である。
つまり飛び級してしまったのだ。
下積み時代がながかった功名

バッチが2つ!

次は何と坂のない、普通の逆上がりだ!



坂のない逆上がりは、大抵誰もが引っかかる。
Sもまたそこで相当時間がかかるだろうが、
鈍くさいなりに、概ね他の子に追いついたことになる。

やっと、やっと成果が出た。
長かった・・・苦しかった・・・。

またおもちゃだ〜!

大喜びのS。


先にご飯、その後に買い物の予定であったが、
一刻でも早く欲しい、Sのおもちゃだけ先に買うことにした。


お目当てのが無かったよう。
権利を取っておいて、見つけたら買うことでもよいぞ?
しかし待てができるSじゃなし。


これでいい!

「で」っていうのが気になるな。

しかし会計で驚くことに。

おい!このデケーの、500円以上するじゃねぇか!
何?300円の棚にあったって?
誰だよ!500円のを300円の棚に置いたのは!!


昼食も、きちんと持ち込み弁当で管理。
Sの視線のその先は。
当然本日の戦利品。

食後、小さい方を組み立てた。
買い物もライダーベルト着用で。




帰宅後もすぐに遊び始める。

やっぱり高級ベルトはそれなりにデカイ。

が、そこまでに留まらず
ありったけのベルトを装着。

ちゃんと購入順になっているのがSらしい。
武器の準備もOK。
ご満悦。
しかしベルトを巻きすぎ、屈めない。
下のモノを取るのに、一苦労。
ちょっと前まで、ここからすぐに闘いに入るのが常だった。

でも、今朝戻してしまったので、
今日はそれが許されないのをわかっている。

ぐっと堪えて1人で遊んでいた。



そう言えば昨日、Sが自分のお金でおもちゃを買いたいと言いだしたそうだ。
以前毎月の小遣いを渡していたが、それの制度もいつの間にか断ち消えてしまっていた。

そんなお金ないでしょうとおママが言っても、

S「500えん、あるもん!」

と譲らない。

ならば見せてみろと、財布チェック。

ホントにあった、500円。



以前UFOキャッチャーで大泣きしたときに、ジジがくれたのだそう。
それをポケットに入れて持って帰り、1人で自分の財布に入れたのだそうだ。

そういうところは抜け目無いな。


夕方も、体力温存のため自宅遊び。
昨年までは夏は黒くなっていたが、
今年は日焼けもさせない程、疲れさせないよう気を付けている。




本当に胃ロウが無くなり食事制限が解除されるその日まで。
今は正に、最後の勝負の真っ直中に居るのだ。

運動能力もそう、腸もそう。
日々見ていればわからない程ではあるが、
少しずつ成長しているってことだ。


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