平成21年8月18日(火) 胃ロウ中断36日目


私の夏休み、最終日。

最後まで特訓は続く。


ただ、ムチがあればアメも必要。
午前中のウチにクワ採り(下見)に行くことをSと約束した。

しかしそうなるともう気もそぞろ、
昨日(少し)できるようになったリズム取りが、全くできない。
また振り出しに戻っている。

Sの絶望的なまでのリズム感のなさ。
いっそこれを最大の武器にはできないだろうか。

相手のリズムを狂わせる、無リズム。
ホネを断つ前に、自身がズタズタになるか。



クワ採り下見に行く途中もトレーニング、
車止めジャンプ渡り。

昨日あれだけやったのに、やっぱりまたできなくなっているS。
夏の疲れはこうやって倍増してゆく・・・。




でも、諦めたらお終い。
Sの手を引き、時には蹴り飛ばしながら、
再び昨日のレベルにまで持っていった。




クワ採り(下見)は私の実家近くの森。
とはいえ、ここには頻繁には来なかった。
もっと近くに森があったからだ。

意気揚々と、ドンドン歩いていくS。

ちゃんと木を見ないと、何も採れんぞ。



ここに最後に来たのが約30年前。
こんなに道が暗かったか。
夜に来るには・・・ちょっとおっかない。

でも森の面積自体は逆にずいぶんと減った気がする。
それにコース中程に「○○建設予定地」と札が立っている。
ああ、ついにここも伐採されてしまうのだ。

気を取り直し、めぼしい木を蹴りながら奥へと進む。
頭上から大量のカナブンが降り落ちてきたり、おママは時折悲鳴を上げていた。


しかしふと見ると、小さな黒い影・・・。
やった、Sのお目当て、コクワGetだ!

メスのコクワGet。
喜ぶコレクターS。
帰りもまた車止めジャンプ渡り。



帰宅後は、しばしフリーな時間。
昨日もミッチリ特訓したし

でやっ!
だあ〜っ!

1人ウルトラマン、苦戦中。

夕方、涼しくなって再び空き駐車場へ。

昨日の運動塾後の反省を踏まえ、走り方、両足飛びの練習を。

まずは全力疾走・・・
車止めめがけて・・・
両足ジャンプ・・・


どうしても、両足ジャンプする前に一時停止してしまう。
これでは助走の意味が全くない。

体重を後ろから前に。
その勢いそのままにジャンプ。

・・・できない。


前、後ろ、前、後ろ、前、後ろ、ジャンプ!

重心を前後に移動させ、後ろから前に移った勢いでジャンプさせようという試みだ。

が・・・できない。

片足を一旦後ろに振り上げさせ、前に持ってきてそのままジャンプ。
それすらできるようになるまでかなりの時間を要した。


まるでOSの入っていない「まっさら」なパソコンに、
一つ一つプログラムを手打ちで入れてゆくような感じ。
そんな高度な技はオレにはないが

それでも一度書き込んだデータがそのまま残ってくれればいいが、
バックアップバッテリーが極小なのか、データは容易に消えてしまう。
ちょっとした恐怖心でフリーズも起こしてしまうのだ。

パソコンに例えると、虚しくなるばかりだ。


曇りの夕方とはいえまだ8月、Sの汗も滴り落ちる程に。
疲労は必ず食欲を減退させ、嘔気を引き起こさせる。

元々運動は2の次、3の次。
余力を残して終了とした。

運動後、夕食前の参考値。


空腹時で20.0kg。
まあこれがコイツの実力なのだろう。

おママは眼で苦労しながらも、
Sの食事をできる範囲で元の管理していた状態に近づけていた。

外食を減らし、いや、外食も予め見越したトータル管理を行うと、便量が違う。
量が少なくなるのだ。


お腹を壊す/壊さないだけではなく、
食べた物からどれだけ栄養を吸収させることができるかが、要。

あと一歩、もう少し、Sには管理が必要なんだと実感する。

今日の獲物、コクワの繁殖準備。

殖やしちゃえば、ねだって買ってもらわなくても、
わざわざ採りに行かなくてもよい。

Sらしい発想である。



新たにもう一つ加わった難敵、アレルギー。
ハウスダストは地上30cm程度までが最も多いという。

これまでおねしょの量がハンパではなく、
また近々引っ越しも控えており、布団生活を継続してきた。

しかし胃ロウの中断により尿量が減少、
オムツで食い止められる程度にはなっているので、
寝床を交換、Sをベッドに寝かすことにした。

とはいえ寝相は最悪のS、落下防止のための策を講ずる。
これまでのサークルを分解し、ベッドを囲う。

簡易檻。
パーツを盗られた元檻。



入院中は様々なモニターで常に騒がしかった。
退院してからもSの眠りが深いのをいいことに、
リビングのすぐ隣に寝かせていた。

静かな環境は人生で初めてである。

これでSが(更に?)よく眠れるようになり、
ボケらっとすることが少なくなれば、願ったり叶ったり。

それもこれも胃ロウが中断されているからできること。
次の受診も、もう間もなく。

何とか中断を継続できますように。






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