平成22年4月14日(水) 胃ロウ中止276日目




ウチの家の前の道は国道の抜け道になっており、車の往来が多い。

緩くカーブしており見通しが悪いのに、信号がないからかカナリのスピードを出している。

Sには家の前の道を渡らずに待っていなさい、
時間になったらおママが出ていくからということにしていた。

ところが・・・。

帰ってきてしまった。


どうやら学校が予定より早く終わったらしい。


小学校のクラスの子に胃ロウが見つかってしまったそうで、「何それ?」と聞かれた

そうだ。
おママは「何て答えたの?」と聞くが、「あててみて」とS。

マ「(どうせ)『胃ロウだよ』って答えたんでしょ?」

S「どうしてわかったの?!」

と、驚くS。

Sはそのまんま答えるか、黙り込むのが常。
バカ正直なのか誤魔化したり、気が利かないのかイカした返答ができない。
無芸
挙げ句都合が悪くなると、貝のように口をつぐむのだ。

S用のパスモを買った。
もう何処に行くにもタダではない。

運動塾に行くだけで交通費がかかる。


ここの所毎日、夕方には疲労困憊。

食事もボ〜っとしている。


お風呂無しで寝かせることにした。



着替えてから、思い出したように体重を量りたいという。

服を着たままで22.0kg。
ふくが5だから・・・。

考え込むS。



S「21.4だ!」



毎日体重を量っているせいか、小数点の計算もできるようになった。
本当なら21.5なのだが、Sの体重計は0.2刻みである。
それを考慮したのか、単に計算間違えをしたのかは不明である。



実は明日、小学校の内科健診だそうで、

S「イロウがバレちゃう・・・」

という悩みをおママづてに打ち明けられた。


順調なら小学校に上がる前に胃ロウがなくなるはずだった。
それが平成21年始にHibによる急性喉頭蓋炎で彼岸を彷徨い、
治療の代償に陥った偽膜性大腸炎は激しくSの体に爪痕を残した。

そして同じく21年末からの連続の嘔吐・下痢・発熱・・・。
上がりかけた体重は見る見る下降し、急性喉頭蓋炎を患う以前の値にまで落ちてしまった。

当然胃ロウ離脱のゴーサインは保留され、今日に至っているのだ。


バレたくないと言っても、
数日ならともかく、いつ外れるかわからんもん、ずっと隠し通せるワケないやんか。

恥ずかしい物じゃない、自信を持って欲しい。
Sにそう促すが、そこで納得するくらいなら、最初から悩むワケもないか。

ではどうすれば隠し通せるか?
イイ案あるか?とSに問う。

何にもないと首を横に振る。
そりゃ、あれば最初から悩まンか。


バレたくないけど、それは不可能。
相反する状態の狭間で苦悩するS。

何とか解決の糸口を探ろうとするが、Sも眠くてパープリンな事を言うし、
何より機嫌が悪くなってきてる。


とにかくもう一度、状況整理。

バレるのはイヤ、隠し通すのも無理。
でも何が一番イヤかというと、バレること・・・?

いや、バレた結果、それナニとか聞かれたり、物珍しそうに囲まれることではなかろうか。

S「うん、そうそう!」

とSも妥協を示す。
というか、もう興味は別に移り、遊んでやがる。
オマエの事だろ!
アホタレがぁ!!



幸い「連絡帳」という先生とコンタクトを取るツールがある。
朝すぐ見るとは限らないし、Sが職員室に入っていくってのもなぁ・・・。

が、内科健診は午後だ。
これなら朝Sが先生に言付けをすれば、昼には読んで頂けよう。

連絡帳に、

「今日の身体測定につきまして、お願いがあります。
 Sのお腹には「胃ろうカテーテル」という小さな医療器具が付いています。
 身体測定の際にシャツを脱ぎ、この胃ろうカテーテルでお友達の注目の的に
 なりたくないとSが強く望んでおります。ご配慮頂きたいと思います。
 この医療器具の詳細は別紙に記載しますので、宜しくお願い致します。」

と記した。
そして、詳細別紙は、幼稚園に提出した用紙をアップデート
ちなみにこちら、入園のお願いの際に提出した書類と、入園直前に提出した書類

比べると、確かに成長が程度が現れている。
親が作ってんだから、当たり前か

先の連絡帳にもどう配慮して頂くか具体的に書かなかったのは、
現場がわからず提案しては、かえって良い方法の模索を妨げる可能性があるからだ。

おそらくはシャツを着たままか、先生が付いて下さるか、その両方か。
大丈夫、きっとSなら上手くやるさ。

たぶん・・・きっと・・・。



余談

あまりにもSが眠そうだったので、服薬も免除した。
寝てから胃ロウから入れれば良い。

『ある胃ロウは使うベシ』

今日は何の躊躇いもなく、胃ロウから投薬する選択をした。


そのために・・・

乳鉢で擦り潰す。
取り出したい(潰せない)顆粒があれば、濾せばよい。


Sの場合、潰せないのはラクトフェリンだけなので、
それは飲ませなくても大丈夫だ。

この乳鉢があるかどうかで、作業効率は大きく差が出る。
胃ロウ持ちは、乳鉢を持とう。
って、胃ロウ持ちの子、そんなに居ないか・・・。


但し、薬剤によっては粉砕で吸収が変化したり、
混ぜると配合変化を起こすものがあるので注意。

特に粉砕に関しては、壊しても良いか薬局で聞いてからが無難でしょう。

少しずつ水を加え、ペースト状に。


あとはシリンジで胃ロウからプチュっと入れればOKだ。


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