平成22年9月2日(木)



夜中、何度も目を覚ます。
Sがずっと魘されているのだ。

せっかく起こされたんだから?と、その都度に栄養剤の滴下状況を確認。
バッタバッタと動くので、パーフェクトで閉塞していた。

小学校での刺激が余程強いのだろう、脳が活性化したかS。
なかなか思い通り上手く事が運ばないことも多いのだろう。

しかしこれではコッチも保たんぞ・・・。


そのS、朝起きがけに鼻が痛いと洗顔を拒否。
(とびひになってから、おママが毎朝強制洗顔していた)

菌の勢力は確実に弱まっているように感じる。
体重も増加傾向にあり、免疫力が高まってきているのかもしれない。

が、なかなか根絶には至らない。

とびひ発症が7月下旬。
既に闘いは1ヶ月を越えている。

何と食前で23.2kg。

食前値としては過去最高。
誇らしげなS。




食後も見た事ないほどお腹が膨れる。
今計れば、確実に記録更新なのだが・・・。

何だ?!その腹ぁ!!

こんなに膨れたのは初めてだ。



そういえばここ数日、

S「おなかがポンポコリン!」

と丸く膨れあがったお腹をさすっていた。
思えば、かつて見たことのない光景である。

普通の小児は食事をすると、内容物で膨れた胃で、そのままお腹までが膨れてしまう。
これはお腹の筋肉が弱いため、胃の膨らみが前に押し出されてしまうからだとされている。
頭が大きくお腹が膨らむ、これがいわゆる幼児体型だ。


しかしSは食べ始めが遅く、食に対して意欲がなかった。
食欲が極端に細いSに、これまでのSの人生の約半分、
私達は「どうやってSに食事を食べさせるか」、
食との闘いであった。

「味も食材も、好き嫌いなく満遍なく」

「好物の油物は極端に控えて」

飛び道具を封じられ、地を這いつくばるように一歩一歩進むしかなかった。
ある程度自分の意志で食べるようになってきたのがここ2〜3年程か。


短い小腸で能力限界まで栄養を吸収しようと、
Sの脳は食物をできる限り小腸内に留めるようにと、自らの身体に指令を出す。

しかしそれでは胃の食物がなかなか小腸へ押し出されない事になる。
食べるとすぐに満腹になり、量が食べられなくなるのだ。

それではと少しずつ小分けに食べると、
今度は血糖値が安定して空腹感が少なくなり、
結局食べる量が稼げないというジレンマに陥っていた。


まだすぐに満腹になるという症状がなくなったわけではないが、
だいぶ食べられるようになってきた。
そして、ついにこのお腹となった。

何より「食べた物が身になっている」
8月末ごろからその感触を得ているところである。
そろそろ前に進もうぜ、Sよ。


Sは調子に乗って、ハグハグと空気を飲み込んで、

S「またふくれちゃったよ〜!!」

と喜んでいる。
噛まなくてもいいだろうに。


おいおいおい、そんなんで胃を膨らますなら、
もっとキレイに米粒食べてくれ。



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