平成20年2月19日(火)
今日は気まぐれ臨時休業とした。
仕事が一段落したのと、ここのところ公私共に忙しかったのよ。
おママによると、夜中に急にSが、
「もうお腹いっぱい、胃ロウ痛い、取って〜」
と泣き出したそう。
夢でも見たのか、違和感でもあったのか・・・。
胃ロウはSの成長にとって必要なもの。
今を頑張れば、きっと近い将来取れるから。
そう説得したら、納得して寝ていったと・・・。
いやはや、次々いろいろ起こるものだ。
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ケンケン、猛特訓?中。 |
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お昼ご飯も今日は食欲がイマイチ。 波があるのは仕方ないが、好ましくはない。 |
いろいろ起こるといえば・・・。
食後ボール遊びでも・・・と思って何気なく立ち寄った公園。
Sの様子がおかしい。
また坂道を降りられなくなっている。
手を握ってくれないと、一人では降りられないと言う。
全く、冗談だろ〜?!
軽く背中を押してみると、その場にへたり込んでしまった。
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へたり込んで泣き叫ぶS。 写真で見るより坂は全然なだらかだ。 |
遠くに歩いて行くうちに、そのうち追って来るだろう。
しかし、
S「だから一人で降りられないって言ってるでしょーっ!!」
逆ギレしながら泣け叫ぶばかり。
あまりの絶叫ぶりに、何事ぞと通行人が立ち止まる。
3年間の入院中、人目があるので十分叱ることができないと悩んでいた。
しかし、外の世界でもそれは同じだった。
本気で対峙できるのは密室である家の中だけ。
でも同時にとても辛い時間になる。
親も子も。
結局どうしても立ち上がる事ができないS。
首根っこ掴んで立たせるも腰砕け状態。
退院した直後、3歳の時にも出来てたじゃんか・・・。
おママはしばし愕然としていたが、
泣き叫ぶSに有無を言わせず手を引いて、何度も坂を上り下りさせた。
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最初は逃げだそうと必死だったS。 |
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次第におママの後をついて、 そしてついに手を離して上り下りができるようになった。 |
下が土、凸凹していて滑るかもしれない。
落ち葉が積もって地面が見えない。
そういうコンディションに対するデータがSの頭の中から欠落して、
「異なもの」として警告を鳴らしているのか。
Sにとっては階段より緩やかな坂でも三途の川に見えるのかもしれない。
しかし、退院直後は問題なく歩いていたのに?
自問自答が始まる。
3年間の入院生活を経て、世に出て1年数ヶ月。
Sにとってこの1年数ヶ月で得た情報はとても多い。
というか、外の世界の事はこの期間で学んだことが全てである。
知識・情報は短期間にどんどん増加しているが、
しかし比べて土の坂道を歩く経験値は確かに殆ど上がっていない事情がある。
おママは先の夏から水分を失う運動を控えねばならず、
また他の子供とのコミュニケーションの取り方を、
接触を制限されながらも学ばせるのに注力してきた。
私も運動能力の向上のために遊具のことばかり考えてきた。
Sの頭の中では、相対的にこの土の坂の情報が乏しい状態になっているのではなかろうか。
だが、他を学んだが故に出来なくなる事って起こり得るのか?!
思えば、退院時は外の風さえ嫌がっていた。
風に吹かれて飛んでくる落ち葉を怖がった。
3歳にして、家に入るときは靴を脱ぐことから教えたのだ。
外の世界のことは全て3歳から覚え始め、まだ1年ちょっとなのだ。
でもたかだかこんななだらか坂だぜ?!
遊具もそうだが何か一つ新しいことができても、
それを次に応用することができない。
しばらくやらないと出来なくなる。
運動神経はかーなーり、悪い!
3年間バリアフリーで温暖な病院にいたせいかと思っていたが、
だからといってアマリにも酷すぎる。
これは個性だ。
元々かなりの運動オンチだ。
目を覆いたくなるような有様に、
信じたくはないが少なくとも後者が原因のかなりの部分を占めているように思う。
1年ちょっと観察してきて、そう思うようになった。
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泣きながらも、1人で上り下りできるようになった。 |
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というか、3歳の時に出来てたんだぞ・・・。 |
その後、更になだらかな坂に移動し、追加・追い打ちトレーニング。
ちなみに今月初め、ここも下りるのを怖がっていたのだ。
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ボールを追って、上に、下に。 この場所は線路から遠く、 電車に気を取られないので集中できるのが良い。 |
Sがこれほど楽しそうにボールで遊んだのは初めてとおママ。
次第に足元を気にしなくなってきた。
まあ原因や素質がどうあれ、現実は現実。
一つずつ「こなして」いかなくてはならない。
ついでにもう一つ。
クリスマスに初めてできた、玉オブジェ乗り。
これもその後出来なくなっており、逃げ出す日々が続いていた。
ゴーオンジャーのオモチャと引き替えにトライさせると、
当たり前だがすぐに乗れるようになった。
なぜ、出来たことがここまで出来なくなるのだろう。
何がSの行動を止めているのだろう。
ホント、誰か教えて〜って感じ。
夜。
ナッツをつまんでいると、Sはアーモンドを食べてみたいと言いだした。
ホンの一カケ割って与えると、すぐに口に入れたS。
S「シュワシュワしない・・・。」
どうやらテレビで「しわしわ」と泡立つ「シュワシュワ」を聞き間違えていたようだ。
本日のSの小ボケであった。