平成21年1月15日(木)



おママが面会に行くと、裸のSが駆けてくる。
今日からお風呂も解禁になったが、最中に大を催したらしい。

元気な時に比べ肌の状態が落ちていると、久々にSをじっくり見たおママ。
今回の病気のダメージだ。

また両腕のアザに驚いたそうだ。
Sは血管が細く、採血に苦労する。

針を刺しても血が出ないと、針先でグサグサと血管を探るのだ。
Sはそれにジッと耐える。
見ているこっちの腕が痛く感じてしまうほどだ。

よく耐えたよ、ホント。

助け船のババ様も今日まで。
最後に元気に遊ぶことができた。


昼、観察室から初めての少年部屋に移動となった。
便から菌が検出されなくなり、観察室に隔離される必要が無くなったのだ。

観察室ではTVを独り占めだったが、少年部屋は共通の1台だけ。
おママはつい「お相撲、見られなくなるかもね・・・」
なんて言ったもんだから、Sはプックリ膨れて泣き出してしまったそうだ。

部屋のみんなに紹介されるときもまだ泣き続け。
更に部屋の雰囲気がこれまでの乳児、幼児部屋とは違うと感じたのか、
臆して看護師さんの後ろに隠れるS。

少「キミいくつ?」

と聞かれ、

S「5ちゃい!」

少「チャイだってチャ!」

と一発で仮面が吹き飛ぶS。

しかし部屋のみんなが相撲好きだったのは幸いした。

少「横綱は誰?」

S「あちゃちょうりゅう!(朝青龍)」

少「もう一人の横綱は?」

S「はくほう!(白鳳)」

少「次はちょっと難しいぞ、今場所から大関に昇進した力士は?」

S「・・・。」

おママが今連敗している力士よ、と耳打ちする。

S「はるまふじ!(日馬富士)」

少「やるなぁ!」

と、少し認めてもらったS。
助かった・・・。

全室制覇のS。


ということで、少年部屋は15時から観戦が開始した。
Sの集中力は、きっと保つまい。


夕食後、私も合流。
薬を待つまでの間、プレールームで遊ぶ。



久しぶりのプレールーム。
小児の入院病棟は原則入院患者の親しか出入りできない。
退院後は私達も立ち入ることができないのだ。
だから2年ぶり?
懐かしい。

お姉ちゃんとキャッチボール。
投げ方は右手だったり左手だったり、
また足も同じ側だったりバラバラ。
でも時々いい玉を放る。
でもキャッチができない。
投げる!
ポロリ。
ポロリ。



お姉ちゃんには投げ方が変だとか、全然捕れないとかボロクソに言われても、
全く動じない・堪えないS。

並の神経では、これだけ言われたら凹むと思う。
怒られても怒られても、直らないわけだよ。

ポロリ。

時折捕れるのは、
正面の玉を顔面キャッチできる時だけだ。


服薬後、歯磨き。




S「あれ?(水が)出ない・・・。」

オマエが入院中にセンサーの栓に変わったんだよ、忘れたか?
と言いつつ・・・あれ?本当に出ないな?!

そうだ、センサーの位置が特殊で蛇口の先に付いてたんだ。
おパパもすっかり忘れていたよ!

2年・・・。
毎日必死だったのであっという間だったが、
確かに時間は流れているのだ。

キャッチボールが気に入ったようで、
再度せがまれる。
これが顔面キャッチだ。


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