平成21年4月19日(日)


今日は親の休息日にしたかったのだが、
子はそんなこと遠慮してくれるはずもない。

腐りそうになっていたSを連れ出して、公園に。

ずうっとY公園に行きたい行きたいと言っていたS。
しかしどう時間をやりくりしても、なかなかその分が捻出できない。

食事管理のため、メニュー作りや調理に時間がかかるし、
Sもまたお腹が空けば、待ったナシの催促になる。

かといって、コンビニで適当に食べさせるわけにはいかない。
コンビニ飯やマックなどを食べさせようと思えば、
その分帳尻を合わせるために、メニューの変更が必要になる。
とにかく食事制限は生活そのものを制限する。

またSの体力の問題もある。
そして、私達の体力の問題もある・・・。
ああ、休みたい・・・。

が、泣き言は言っていられない。
この世にSが生きているだけでもありがたいのだから、
ここは死力を振り絞ろう。

他人の家の鯉を見て、我が子の成長を喜ぶ春の陽。

なんつって。
さて、まずはブランコ。


僅かに前後させるだけなのに、
何故かとても嬉しそうだ。


それでも少しの変化を、おパパ・アイ(eye)は逃さない。

ブランコの揺れに合わせて足を前後、
漕ぐタイミングがわかるようになっている。
揺れると怖いから、思い切り漕がないのだ。

さすがに靴のままでは登れなかったが半分思いこみ
脱がせば一発で上がってしまう。


何より踵が浮いて、つま先に体重が乗るようになった。
滑りそうになると、踵がベッタリ付いてしまうが

ロープ登りも、肘をつかなくなった。

ただ、まだ体重を預けられていない。
もちろんそれなりに鈍くささは拭えないが、
見ていてストレスがない。
ああ、素晴らしい春が来たって感じ・・・!


鉄棒とか苦手な種目も、運動塾があるから強制しなくていいしね。
金で解決

また公園をハシゴ。

自ら遊具に登って行く。
ナニも言わなくても、滑り台を逆上がり。
できた〜!とSも大喜び。
ネット登りは、
ロープが切れている所を1マス大股で超えたり、
新しい動き。
こんなぶら下がる仕草なんて、
これまで見られなかった。



途中、小学生の子や3歳くらいの子が遊具に登ってきた。
3歳でも、スルスルとネットを上がってしまう。

見比べれば、やっぱり。
でも、Sだけ見れば、大きな進歩。

途中、Sの後ろに小学生が順番待ちをしていると、

S「先に行っていいよ!」

と順番を譲る。

己の能力を知り、マナーを知り、対応策を編み出しているではないか。
確かな成長を実感する。
タメ語だが


ネット降りは何故か嫌がった。
以前できていたことができなくなる。
それがSだ。

3歩進んで、2歩下がる。
でも、ここまで進歩が見られたのだから、ここは見守るべき。
言うまい、言うまい・・・。

が、ついつい「やってみな!」とけしかけてしまう。
だって、1年前にもできていた事。
できないはずがないからだ。

3回声を掛けたところで観念したか、恐る恐るネットを跨いだ。
ホレ見ろ、できるじゃないか。
Sもまた、足を掛けてしまえば問題なく降りてきた。

へっぴり腰で手を洗い、おやつにする。


まあ、ネット降りが自分でできなかったのが玉に傷だが、
目を細めて遠目に見れば、それでも進歩がある。
良しとしよう。

その後は大好きな砂遊びに興じる。

山を作って、最後に乾いた砂でデコレーション。
ケーキのようだ。



帰り道。
何を思ったか、急に塀を登りはじめた。

それはイキナリの行動だった。
ピョン!

おお。
今の、これくらいの高さだった?

高さを確認してから跳べよ。
ピョン!
今のこれくらい?

だから、最初に確認しておけってば。


ところが、その後も何度もジャンプを繰り返し。
次第に高さもどんどん増してくる。

おいおい、そんなに高いところから跳んで、大丈夫か?!
逆にこちらが心配になる。

跳ぶ毎に自己記録を更新し続けるS。

ついに・・・

跳べない男がはじめて跳んだ!!

この位?

ちょっと、サバ読んでるけどな。


自らの身長を遥かに超える高さから、Sが跳んだ。
跳べない男が、跳んだのだ。

以前から気が付いていたのだが、
Sが高いところを嫌うのは、足場が不安定な場合である。

遊具の高いところは、足場が狭く細かったり、
ロープのように揺れる場合が多い。
そうなるとめっきりダメ。
しかし足場が安定さえしていれば、それなりの所から跳べるのだ。
単に高所恐怖症ではない。

こうなると逆に経験が少ない分、怪我をしかねない。
このジャンプも私が止めるまで、どんどん跳ぶ位置が高くなっていた。

経験の欠如。
Sに限って無理することは決してないと思っていたが、
どうやら新たな心配事になるかもしれないと心配する俺。

まあ、どうせ次回も同じように跳べるかといえば、
決してそうでもないSなので、まあ、大丈夫か。



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