平成22年6月3日(木)
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今日はお迎えが来てくれた。 |
私が帰宅すると、
S「きょうはイロウがさいかいされたんだっ!」
と鼻息荒く、S。
TB先生の受診により、とうとう夜間注入が再開されることとなったのだ。

吐気を催したり、夜すぐに寝てしまうのも、体が栄養不足で限界なのだろう。
蓄えてあった脂肪も使い果たした。
これから暑くなり脱水も起きやすくなる。
夜間注入を再開せざるを得ない。
私達から強くお願いして止めて頂いた夜間注入であるが、
私達自身、確かにもう限界であると感じていた。
いくら食べても身にならない感じ。
代謝がいい、つまり車に例えるとガソリン食いの「燃費が悪い」状態とは全く違う。
いくらガソリンをタンクに注入しようとも、
溢れるばかりでガソリンがエンジンに届かないのだ。
リコールに等しい状態のS。
それでも何とかガスをシリンダーまで届けようと必死だった。
私達もまた、精神的に疲弊しきっていたのである。
お腹に張りがある。
便の調子にも波がある。
今のお腹の状態では、ヘビーな栄養剤は入れられない。
エレンタールを用いよう。
そう、実際調子があまり宜しくない。
便は回数・量・時間共にバラバラである。
おにぎりを持たせていたのは正解だ。
いろいろな家庭があるので、給食は十分なカロリーを摂らせるように作られている。
しかし子供は量が食べられないので、高カロリー、つまり高脂肪にならざるを得ないのだ。
先生・・・Sはその給食をお代わりしてました・・・。
・・・(がっくり肩を落とす)。
以前先生が胃ロウ再開を示唆した際、Sが拒む原因がポンプだった。
80gを水300mLに解いて1mL/calとする。
6時間かけて自然滴下する。
今回はポンプを使わず、自然滴下にして頂いた。

胃ロウ中止は325日にして再開となった。
治療としては一歩後退ではあるが、これで確実に吸収される栄養が増える。
何をどう頑張っても成果が出ず、限界を感じていたおママ。
いくら藻掻いても、水面が見えてこなかった。
夜間持続注入によって、確実に肩の荷が下り、安堵の表情である。
元々夜間の持続注入の中止は、私達からの申し出である。
結果的に「時期尚早」となってしまったが、この期間で離脱後の生活を模擬体験することができた。
マイナスのことばかりではないと信じる。
一段低いところから、また上を見て歩き出そう。
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自らシェイカーを振るS。 積極的だな。 |
久しぶりに飲んでみるか?
S「うん。」
というので、一口。
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・・・。 |
あれだけ大好きだったエレンタールが、
全く受け付けられなくなっている。
確かにお世辞にも美味しいとはいえず(フレーバーもないし)、
味覚が普通になってきたということなのだが・・・。
驚いて目を白黒させるのと同時に、最近はナゼか左胸を押さえるSである。
夜、早速滴下開始。
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このすぐに寝てしまうのも、 栄養不足による疲労のせいのだろうか。 |
これでSもだいぶ楽になるだろう、と思ったら。
先生の指示通りの滴下スピードが確保できない。
どうしても止まってしまうのだ。
高低差は十分だし、閉塞もしていない。
結構なスピードで落とさないと、すぐに流れなくなる。
胃の中の圧力が高いのだろうか。
まだまだ試行錯誤が続く。
ポンプの使用でも構わないのだが・・・。