平成23年7月30日(土)
午後、所用のため仕事を半休、
地元の駅でおママと待ち合わせ。
すると何やらおママがグッタリ。
聞けばSが携帯を無くしたという。
午後に学校のビオトーププロジェクトに出かけようとしていたS、
そこで携帯が見あたらない事に気が付いた。
午前中は公園に出陣しており、
そろそろ迎えに来てという電話が最後。
公園か車の中か家のどこか。
Sの携帯を鳴らしてみる。
・・・耳を澄ませど、気配なし。
続いて車中、ここにもあらず。
するってーと、残るは・・・。
早めに家を出て、再び公園。
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公園にいたお友達にも探してもらった。 |
奥の砂場から手前の土手の間で遊んでいたというSの証言も、
ブツは見つからず・・・。
しかしSはビオトープに行きたくてそれ所ではない様子。
今日は夏休み特別編、カブトムシ相撲大会だからだ。
仕方なくSを学校に送り、その足で今、ここに来たそうだ。
オノレSめ・・・。
幸い電波が確認でき、ブツは公園にあることを確認。
またもや公園に向かう。
電話をかけながら・・・マナーモードになっていないことを祈りつつ・・・。
セミがうるさい。
今年はセミが少ないなと思っていたが、
それでも音がかき消される。
でも、どこかにあるはず、必ず・・・。
♪テケテッケッテッケッテ〜・・・
ん?この音は?
おおお!あったどー!
おママは胸をなで下ろす。
疲れてへたり込むように車に入った。
買い物を済ませ、急いで小学校に向かう。
おママ曰く、
誰かに拾われてイタズラされたら、大金が請求されるんだからね!
(実際にはセキュリティーをかけているが。)
おパパが帰ってきたら大目玉だよ!
とクギを刺しつつSをリリースしたので、
大会を楽しめていないかもしれないという。
いや、それはねーだろ。
Sの脳天気さから言って。
私が到着したときには、大会は既に終盤、決勝戦の最中だった。
おや?
Sの姿が・・・ない。
どうした、ショゲてどこかで反省してるのか?
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・・・いた。 最前列ではしゃいでやがる。 |
自身のカブは1回戦敗退(1勝2敗)だったそうだが、
それからずっと応援し続けているそうだ。
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どこから見ても120%熱狂。 |
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ちなみに本格的トーナメント。 |
大会終了後は、おやつとしてスイカが振る舞われた。
スイカが苦手なS。
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結局2口でギブアップ。 |
興奮醒めやらぬSは、
S「もう一ぴき、かう!」
飼うの?買うの?
S「かい(買い)たい!」
だってオメー、毎月小遣い使い果たしてんじゃん・・・。
しかしこの後カブトムシプレゼントがあり、飛び上がって喜ぶS。
すっかり携帯のこと、忘れてる・・・。
S「明日のカブトムシすもう大会にも出たい!」
明日は市の大会があるらしい。
だけど、明日って予定なかったっけ?
S「あっ、そっか・・・。」
忘れすぎ。
もらったカブと自分のカブ、計3匹を抱えて帰宅。
午前中、カナリ怒られたのに、この始末。
Sよ、何かおパパに言うことないか?
S「ん?ないよ?」
何か忘れてないか?
S「さあ・・・?」
ここまでくると、本気で忘れているのか、しらばっくれているのか、判断に悩む。
何か無くさなかったか?
S「けいたいっ!」
何だ、わかってんじゃん。
なぜ言わなかった!
S「・・・わすれてた。」
オマエ、いい加減忘れすぎなんじゃないか?
それじゃあ世の中、生きていけないぞ。
Sよ、普段パパやママがいつも注意していること、言ってみな?
S「ええと・・・エンピツのもち方と・・・あとなんだったっけ・・・。」
まずそこから忘れすぎ
と、考えているウチに、カブの世話作業を初めてしまった。
コレにはついに私も怒り心頭に達した。
オマエが落として、皆で一生懸命探して、なんだその態度は!!
こっちが言わなきゃ、何事も無かったかのように水に流すんかい!!
普段言っても言っても、言ったことをやらないのは、忘れちゃうからか、S!
涙をボロボロこぼしながら、
S「ううん・・・見てないとこでは、やらなくていいと思ってる・・・。」
何度かSに言った言葉なので、真意でなくオウム返しかもしれない。
ここで「忘れちゃう」というより、「ちゃんと覚えている」アピールになるからだ。
まあ、それはどちらでもいい。
うん、よく言ったね。
でも、そういうずるい子は、この家に居なくていいよ。
出て行きなさい。
と言って、放っておいた。
ちょっと間を置き、Sが近づいてくる。
S「ごめんなさい。見てないところでやらなくて、ごめんないさい・・・。」
遅せーんだよ、全くもう。
明るくて笑顔が絶えなくて、誰にも優しくて、
Sにはいいところが沢山ある。
でも、それだけじゃあ、これから先が大変なんだ。
もっと周りの人に気を配らなきゃ。
物事を忘れないように気を付けなきゃ。
ここで回収した携帯をSの手に。
もう、言われたことを忘れるなよ!と約束して、Sを抱き上げる。
おママにも、
S「さがしてくれてありがとう・・・。」
とお礼。
これで完全に全てが改善されるとは思っていない。
大波小波を繰り返して、やっと身に付くのだろうと考えている。
さあ、シャワーを浴びるか!
Sは自分のタオルの用意だけでなく、おママのそれを畳んで棚に戻す、お手伝いをしていた。
ったく、こういう時だけ、調子いいんだから・・・。
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食前体重26.2kg。 |
ただ、1点追加。
いくら何か忘れたり、失敗しそうになったって、
急いで道を飛び出したりしないように、と付け加えた。
物は買い換えが利くし、約束も謝れば大抵何とかなる。
しかし命だけは取り返しがつかない。
何より命が大切だと、再確認しておいた。